最初の茉(モー)の物語だけで満足。親子三代にわたる壮大なストーリーも祖母一人の物語がインパクトありすぎです・・・
一応、三代それぞれの女性のオムニバスになってはいますけど、チャン・ツィイーがそれぞれの性格を演じ分けていたことだけが特筆すべき点でした。映画スターになりたかった茉(モー)の時代では、日本軍の侵略により幸福な時間があっという間に崩れ去ったので、この落差を演じた彼女に見入ってしまいました。彼女の恋人となる映画会社の社長にも優しさとずるさの両面を持っていたようですが、ちょっとしたすれ違いが原因だったような気がします。そして、世間知らずの彼女が過酷な運命に翻弄され、母親とも確執が生まれるところなどは双方の心理描写が絶妙だったのです。
娘の莉はそのまま写真館の一人娘という、またもや世間知らずのお嬢様のような性格になってしまいましたが、戦争も終わり中国が共産党国家になったとう時代背景だけが変化しただけで物語としてはメリハリがありませんでした。そして不妊に悩み養女をとることになって、父親がその娘花と関係を持ったんじゃないかという被害妄想までおこしてしまう。ここまでくると、家庭内での不和と三角関係ばかりが目立ってきてしまいます。
妊娠と血と三角関係。男の裏切りと軟弱さ。終盤の嵐の中の路上出産は強烈なインパクトを与えてくれるのですが、茉莉花(ジャスミン)と名前を受け継いだ親子がどう花開くのかと期待していたら、なんだかいつのまにか終わってしまいました。毎年ちょっとだけ咲いて、すぐ散ってしまうのがジャスミンだったのかもしれません・・・
★★★・・
一応、三代それぞれの女性のオムニバスになってはいますけど、チャン・ツィイーがそれぞれの性格を演じ分けていたことだけが特筆すべき点でした。映画スターになりたかった茉(モー)の時代では、日本軍の侵略により幸福な時間があっという間に崩れ去ったので、この落差を演じた彼女に見入ってしまいました。彼女の恋人となる映画会社の社長にも優しさとずるさの両面を持っていたようですが、ちょっとしたすれ違いが原因だったような気がします。そして、世間知らずの彼女が過酷な運命に翻弄され、母親とも確執が生まれるところなどは双方の心理描写が絶妙だったのです。
娘の莉はそのまま写真館の一人娘という、またもや世間知らずのお嬢様のような性格になってしまいましたが、戦争も終わり中国が共産党国家になったとう時代背景だけが変化しただけで物語としてはメリハリがありませんでした。そして不妊に悩み養女をとることになって、父親がその娘花と関係を持ったんじゃないかという被害妄想までおこしてしまう。ここまでくると、家庭内での不和と三角関係ばかりが目立ってきてしまいます。
妊娠と血と三角関係。男の裏切りと軟弱さ。終盤の嵐の中の路上出産は強烈なインパクトを与えてくれるのですが、茉莉花(ジャスミン)と名前を受け継いだ親子がどう花開くのかと期待していたら、なんだかいつのまにか終わってしまいました。毎年ちょっとだけ咲いて、すぐ散ってしまうのがジャスミンだったのかもしれません・・・
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次は「家の鍵」かな?「UDON」かな?
>毎年ちょっとだけ咲いて、すぐ散ってしまうのがジャスミンだったのかもしれません・・・
花の命はあまりに短すぎますね。
それぞれの時代でお相手になっていた男優さんたちも有名な人たちなんですよね。
ホワの相手は「山の郵便配達」のお兄ちゃんでしょう?気が弱そうでとても彼女を振るようには見えなかったのに。
茉の時代でおなかいっぱい、その通り。あの時代を描ききった小品にしたほうが出来がよかったかも。
若手の中国の監督作品が結構出てきてますが、きらりと光るのがないなあ。
昔の頭が下がる勤勉さがどっかに行ってしまって、どっか妙に潤ってるのがいくないのでは・・・などと勝手に心配してあげてます。
あの出産シーンは体験者としては、なんかなあ、ちょっと違うぞと。雨の中、外でタクシーつかまえるより、もっといい方法あるべ。用意周到だったんだから、、、などと無用な突込みをしたくなりました。
今日はudonと花田一路くん。
順調なペースに戻りつつあります。
そっか、郵便配達のお兄ちゃんでしたか。彼も頑張って色んな役をやってますよね~
花についての知識が薄いので、なかなかいい記事を書けないで困ってます(汗)
>sakurai様
sakurai様も茉の時代で満足でしたか。
もうちょっと当時の人の心情描写があればな~なんて思ったのですが、演技と映像美を大切にしたのかっただけなのかもしれませんね。
雨の中でハサミをちゃんと取り出すんだったら、ちょっと家の外に出て、また家に入ればよかったかもしれませんね。経験がないので何もわかりませんが・・・
花の出産シーンは陣痛から産まれるまで早過ぎるよ~とつっこみ入れたくなりました。
産まれた子供の名前は出ていなかったと思うんですけど、さすがに「開」ってことはないですよね。
ラストシーンで花が公園で遊ぶ親子に自分の子供時代を重ねていましたが、ここで訴えたいものは何なのか?と考えてしまいました。
3代ともに両親揃っての円満な家庭環境ではなかったことからくる憧れなのでしょうか。
最後の「花」の章はちょっと急展開。大急ぎで付け加えた感じだったかな・・・よく思い出せませんが(汗)
「開」という名前だったら大変です!俺の同級生にいましたけど(笑)
3代とも不幸だと考えたら、やっぱり憧れなのかなぁ~気持ちだけは花の名前で優雅に暮らしたかったんでしょうね~
子供時代を重ねていたのは「輪廻」のようなもの?