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Sad Movie サッド・ムービー

2006-11-03 01:41:17 | 映画2006
 『アメノナカノ青空』では手をずっと隠していたイム・スジョン。この映画では手の露出度が異様に高かった・・・

 男女8人の物語。群像劇と捉えればよいのだろうか、オムニバスとして捉えればよいのだろうか、『クラッシュ』のように偶然の人間関係が繋がっていくのか・・・などと考えていたら、いきなり車がクラッシュしてました。すべて予告編やチラシのコピー通り、「愛はどうして終わる瞬間に一番輝くんだろう」なのです。しかも、その「終わり」の演技がそれぞれ息を止めてしまうほどハッとしてしまうくらいの名演。切ない、悲しい、などという感情よりも「もったいない」という感想が先にきてしまうのです。もっといい映画だったなら・・・と。

 『アメノナカノ青空』のイム・スジョンはつき合っている『頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンからのプロポーズを待っている。彼女は妹シン・ミナが耳が聴こえないこともあって、TVニュースの手話コーナーを担当していて、消防士のウソンに絡むニュースにいつもハラハラしている。彼女の素の表情や涙を流すシーンはとてもいい!ストーリーなんてなくてもその瞬間の演技だけで満足できるほどなのです。

 そして彼女の妹シン・ミナがまたいい。絵描きである『ラブストーリー』のイ・ギウに恋をして、着ぐるみの7人の小人に守られている。喋ることもできないので、心の声によって情感豊かな恋心を表現しているのですが、見ている方がドキドキしてしまいます。この4人が演じる二つのストーリーだけで充分だと思うのですが、豪華なキャスティングを目いっぱい使いたいためか、その他二つのストーリーも同列で扱ってしまいます。

 無職であるチャ・テヒョン君がふとしたことで男女の別れ代行業を思いつくストーリーと、小学生の男の子が病気のお母さんに悩むストーリー。これが前述の2本線と密接に融合するのであれば、文句も出ない映画となったのでしょうけど、ここまで浅く広くしてしまっては感動も薄れてしまいます。しかも、火災現場のシーンでガクっとなってしう・・・それぞれ、男が煮え切らない性格ばかりなので、4人の女優の演技を堪能する目的ならば満足できるかもしれません。個人的にはシン・ミナにキュンッとなっちゃいました。

★★★・・

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは☆ (きらら)
2006-11-03 08:37:19
なかなか高評価なのですね~なんて思って読んでいましたが
やっぱり最後の火の中のシーンはいただけなかったですか

チョン・ウソン目的で観て、なんだかあんまりかっこよくなくてガッカリだったのだけど、イ・ギウがステキでした。「ラブストーリー」に出ていたのですね。
誰だろう、、、?憧れの先輩かな?
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お久しぶりです (Azu)
2006-11-03 09:20:17
カキコするのはホント久しぶりです。
韓国で公開された頃から「見たい」と思っていました。
もちろんウソン目当てでしたがシン・ミナちゃんが一番よかったかも。
自分の正直な姿を現すシーンにきゅ~んときました。
最後の火の中のシーンさえなかったらホントいい感じだったのに。
チョン・ウソン、東京消防庁のポスターにも出ていますよね。

イ・ギウは「逆モヒカン」していた時々倒れちゃう役でしたよ。
「ラブストーリー」の役とがらっと変わっているので判りにくいかも。
横スレですみません。
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女性出演者の皆さんが好演でした (たろ)
2006-11-03 10:58:33
お早うございます。
コメントとトラックバックを失礼致します。

この作品は、スウン役を演じたシン・ミナさんの可憐さをはじめとした、特に女性出演者の皆さんの好演とそれぞれの物語との関連性が薄いながらも全体的に丁寧な工夫を僕は感じた仕上りでありました。

また遊びに来させて頂きます。
ではまた。

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高評価・・・ (kossy)
2006-11-03 13:44:41
>きらら様
3点でも高い評価と思われるとは・・・ビックリです(笑)
頭の中で余分なストーリーをカットしてしまい、イム・スジョンとシン・ミナの姉妹だけを楽しんでしまいました。
多分男性目線のせいです(汗)
azu様が答えられてますが、イ・ギウは逆モヒカンのテス!えらくイメージが違うので、鑑賞後に調べてみてビックリしましたです。

>azu様
どもお久しぶりです。
チョン・ウソンの火の中の映像はやばかったですよね~消防士ものの映画なら生と死の境界線でもがき苦しむ姿がないとほんとにやばい。「消防士は遊びで火を扱わない」などといった台詞が全く生かされてませんでしたもん。
俳優で光っていたのはシン・ミナですよね。
切ない恋心とか、障害者の本音とか、あれだけのシーンで上手く伝わってきたと感心しています。俺の評価点数のほとんどは彼女のおかげです。

>たろ様
俳優の演技はみな良かったですよね。
チャ・テヒョンだけはいつも通りのコミカルぶりだったのですが、他の俳優には満足です。
でも、ダイジェスト版を観ているような気がしたのも事実だったり・・・
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イオンシネマ (ミチ)
2006-11-04 15:29:47
こんにちは♪
うーん、いまひとつでしたね~。
開演前に「この映画を見て、最初から最後まで泣いた方もいらっしゃるようです」なーんて煽るものだから、ますます私の心はかたくなに・・・(笑)
いえ、そういう煽り文句がなくても、いまひとつだったような気がします。
あの姉妹たちのストーリーで充分だったのに~。
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イオン (kossy)
2006-11-04 19:00:01
>ミチ様
多分この映画は役者向けの映画なんですよ、きっと・・・
別れの際に涙を流す。
イム・スジョンの涙は涙の女王チェ・ジウを越えました!この涙の演技を見てくれ~~といった映画なんでしょう。

一つ一つを独立させて、テレビドラマで4週連続放映。そんな感じの映画でしたね・・・
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関係ないけど今雹が降っています (mimia)
2006-11-06 23:34:07
kossyさんのサッド・ムービーの代表作って、もちろん『砂の惑星』だよね。いやん、それはサンド・ムービーだってばぁ(笑)
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ひょう (kossy)
2006-11-07 21:41:37
>mimia様
サッドムービーの代表作は都はるみがゲスト出演した『男はつらいよ 旅と女と寅次郎』ですね。
って、これは佐渡ムービーか・・・

今日はいよいよアラレが!
映画館も寒かったです。
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不謹慎にも私は・・・ (しんちゃん)
2006-11-11 20:24:16
 今わの際のあの「呼子笛」に、黒○香を思い出しちゃいました。

 キャストが素晴らしく、音楽もよく、映像的にもめちゃいけてたので、とりあえず★3つ(笑)

 本当なら★2個でもOKって内容だと思いました。
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どうやって点数付けたらよかったやら・・・ (PGM21)
2006-11-11 22:29:01
何時もお世話になっております。
この作品なんですけれど・・・どうやって得点付けていいやら・・・無茶苦茶悪いわけではなかったけれど、点数にするとどうしても星3のボーダーラインの41点以上になりませんでした。
まあ別れって寂しいものであって輝くものじゃないですね。
別れさせ屋は昔ドラマで観ていたからその手口から比べてしまうとあまりにもお粗末でただの身代わり殴られ屋でしかなかったですね。
子供も子供でまだ大人の知恵を使うの早いでしょう!
おこちゃまが使う手段でないからこれもかなり減点対象でした。
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