(ネタバレ注意)
オムライスの国に行ってみたいな
ビックリ映像にごまかされ、インパクトが強いような気もするけど、この映画は根本的な欠陥がある。それは観客の感情移入を左右すべき感情線がバタバタし過ぎなのだ。
結婚式や妊娠祝いパーティーやらでストーリーを引っ張るために妻夫木聡か黒木華の目線で゛何かが来る゛んじやないかと感じる前半の展開。しかし呪いか何か知らないけど妻夫木は死んでしまい、黒木もやがて死んでしまう。この夫婦のどちらかに感情移入してしまっしまったら、この時点で映画から置いてけぼりにされるのだ。ホラー映画にはありがちかもしれないが、それなら見るのが苦痛とも思える結婚式等のシーンは削除すべきだ!
取り残された観客が「しまった。岡田准一か小松菜奈目線で見れば良かった」と方向転換してもすでに遅い。全国から集まった霊能者大会が始まってるのだ。こうして終盤にはスプラッターや派手な事故映像だけが突出していて、何も残らない作品となりました。しかもラストはオムライスの国で幕を閉じるカルト作品。そこでオムライスから毛虫が出てきたら評価しても良かったかなぁ…
誰が主人公だったのかと後で考えてみると、松たか子か、マンションの一室か、幼子ちさ、もしくはオムライスなのだろう。
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