=伊豆三島・沼津・修禅寺の旅の報告 その7=
先週末遊びに行った修禅寺のお宿は、明治5年に開業した「新井旅館」。
3代目の館主が、文人墨客と親交がとても深かった為、多くの日本画や文学作品が
生まれる舞台となった旅館です。
現在、当時の芸術家たちの感性が活かされた客室棟や大浴場など15件の建物が、
国の登録有形文化財となっており、貴重な文化遺産となっています。
我が家が宿泊したお部屋がある「華の棟」も登録有形文化財でした。
新井旅館、玄関です。
明治時代から残る唯一の建物、青州楼。
街を歩いていると、青州楼のてっぺんがちらちらと見えます。
ロビーです。
旅館のロゴとなっている川端龍子の書。
客室の棟と棟は、回廊でつながっています。
夜はこんな感じ。
客室の棟と棟の間に大きな池。
桂川の水をひいているので、よーく見ると鯉にまじってめだかのような小さな川魚も泳いでいます。
早朝には、白鷺がいました。
客室が池に面している桐の棟。
こちらが我が家が泊まった華の棟。木造2階建て数寄屋造り。
立派な鯉がたくさん、餌やりたのしかったなぁ。
女の子も夢中。
我が家が泊まったお部屋は、華の棟1階の一番奥。桂川に面していました。
これは釘隠し。
昔は、柱などが交差する場所に釘を打っていたそうなんです。
釘が見えないよう、隠してあるんです。
この釘隠しは、万年青(おもと)という花がモチーフ。
モチーフは、棟ごとに異なるそうです。
なんと外に足湯です
対岸の竹林を眺め、川の音を聞き、足湯・・・
最高です
お風呂は3つ。時間によって、男女が入れ替わります。
野天風呂
あやめ風呂
メインのお風呂は、登録文化財の天平大浴堂。総檜造り。
このお風呂のすごいところは、
池で泳ぐ鯉を湯ぶねにつかりながら、ガラス越しにたのしめること。
お風呂が池より低く造ってあるんですね。こんな斬新なアイディア、すごい
修善寺温泉の泉質は、無色透明、臭いなし。アルカリ性が高く、美肌効果があります。
展示室
新井旅館を利用した文化人たちの作品が展示されています。
また、新井旅館では、訪れた文人墨客の滞在時のエピソードを交えながら、
館内を案内する「文化財ガイドツアー」を1日3回実施。
ガイドの方の話を聞きながら館内を回り、新井旅館の歴史をたのしむことができます。
到着した日に参加したのですが、おもしろい話を聞くことができてたのしかったですよ。
参加して良かった。
登録文化財ガイドツアー
http://arairyokan.net/event/guide.html
横山大観の書、「腰帯を結ぶのを忘れてしまうほど温泉が気持ち良い」の意味。
ゆるっとした文字にリラックスしているようすがわかりますね。
客室棟と客室棟をつなぐ回廊に、古いガラス窓、館内のいたるところに歴史が感じられる純和風の旅館。
ひさしぶりに、ゆっくりと和をたのしみました。
我が家の部屋を担当してくださった仲居さんもよくしてくださいましたし、
のんびりゆっくりとリラックスさせていただきました。
ただ、どーしても建物の古さは否めず、
部屋に入ってしまう小さな虫に、よっぴ~は口がへの字になっていました。
新井旅館
http://arairyokan.net/
建物はかなり古い為、廊下を歩く音やドアの開閉音などがひびき、
部屋の中にいてもよく聞こえます。
まぁ、これも風情のひとつと思いたいところですが・・・旅館スタッフの方が音をたてているのは、
ちょっとがっかり。
泊まったことないから仕方ないのかな。
=伊豆三島・沼津・修禅寺の旅報告=
その10 伊豆スイーツNO1お饅頭とNO2イタリアンロールケーキ
その9 伊豆の国パノラマパークと沼津港
その8 伊豆修善寺の旅~新井旅館・食事~
その6 伊豆修善寺の旅~修禅寺・日枝神社・指月殿~
その5 伊豆修善寺の旅~修善寺の街と竹林~
その4 伊豆三島の清流と羽黒トンボと沢蟹
その3 三島の街並と三嶋大社
その2 うなぎ「桜家」
その1 ただいま!
「てをつなごう」という歌ができました
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