銀座8丁目の細い路地にある「小笹寿し」は、
江戸前寿司の老舗。
江戸前寿司とは、江戸の文化が生んだお寿司で、
タネは、〆たものや火をとおしたものが多いのが特徴。
冷蔵庫のない時代に生まれたので、
タネを酢で〆たり、醤油に漬けたり、煮たり、茹でたりしてあるんです。
もちろん、さしみのタネもあります。
銀座8丁目といえば、「久兵衛」をはじめお寿司屋さんが軒を連ねている、
お寿司屋さん激戦区。
今回おじゃました「小笹寿し」は、カウンターのみの小さなお店、
大将と会話をたのしみながら、お寿司をいただきます。
こじんまり小さなお店なので、
写真撮影はちょっと控えめに。
といいつつ、にぎりはしっかり撮ってきました。
カワハギ
肝を乗せて、ポン酢でいただきます。
こんなおいしいにぎりから始まるなんて、
この先どんなにぎりがでてくるのでしょうか。
たのしみです
シマアジとキス(昆布〆)
新子(しんこ)は、2つの味でいただきました。
酢で〆たものと海老のおぼろが乗ったもの。
新子とは、出生魚コノシロが4~5cmのもの。
もう少し大きくなるとコハダになります。
夏、新子は江戸前寿司にはなくてはならないタネ、
お酢の〆具合が強すぎず弱すぎず、さすがです。
大トロ
赤身マグロのヅケ
あわびとはまぐり。
どちらも火の入り具合が絶妙で、ふわふわ。
あわびのやわらかさに感動
アジ
薬味はネギをすりおろしたもの。
赤貝とイカ
車海老
まずはそのままで。
身がぷりっぷり。
頭は炙っていただきました。
今日の1番はこれ、火を通した車海老。
身が半生なんです、ほんのりあたたかいこのゆで具合最高です。
おいしくって、ほっぺた落ちちゃいました
鮮度も抜群なんでしょうね。
最後の〆は、あなご。
焼きたての熱々をにぎるなんて、やけどしないのでしょうか。
おかげでおいしいかったです。
今回は、おまかせで握っていただきました。
最初にカツオのおさしみ、このお店スペシャリティ穴子の生地焼きをつまみ、
にぎりが始まります。
どのにぎりもタネがすばらしく、
老舗の江戸前寿し、しっかりとたのしみました。
おいしくて、至福なひとときでした。
ぼくの採点(5つで満点)
味:
接客:
お手洗い:☆
総合評価:
高級寿し店の気取りはなく、アットホーム。
大将を交えて、見知らぬお客さんと会話を交わす、
「小笹寿し」はそんなお店です。
横浜の話になり、
ずいぶん昔、東神奈川のお寿司屋さんを手伝っていたお話や、
元町梅林の女将さんのお別れ会に行った時、
ひさしぶりの横浜がずいぶんと変わってしまっているのに驚いたといったお話を、
うかがいました。
一番すみにいたお客さんが帰られた後、
そのお客さんのことが話題になりました。
そのお客さん、My箸を持って毎週金曜日来られるそうなんです。
我が家は、毎週行くなんてことはできないけど、
時々はお邪魔したいですね。
小笹寿司 HPなし
東京都中央区銀座8-6-18
第5秀和ビル1F
03-3289-2227
お店は、えーっというような路地にあります。
路地の入り口、間違えないように。
紹介するの忘れていました。
ガリもひと味違います!
「てをつなごう」という歌ができました
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