スヌーピーと、NASAの深い関係。

スヌーピーは、いろんなキャラクターに変装するのが大好き。
サングラスがトレードマークのジョー・クールとか、赤いマフラーのフライングエース、
弁護士、小説家、ボーイスカウトなど、その数は140を超えるんだよ。
その中でも、今年よく見かける宇宙飛行士、アストロノーツ・スヌーピー。
HOT PEPPERの表紙や、セブン・イレブンのアストロノーツスヌーピーキャンペーン、
全国各地で開催されているアストロノーツ・スヌーピー展など、
今年は、アストロノーツ・スヌーピーをよく見かける。

これは、なぜ？って思ってるでしょう。（思ってないか・・・・・）
実は、スヌーピーとNASAが、深～い関係にあるからなんだよ。



なんと！スヌーピーは、NASAのアポロ計画の公式マスコット。
昨年で、マスコット就任40年でした。
そして、マスコット就任の翌年、人類初月面着陸を果たしたアポロ11号の2ヶ月前、
ドレスリハーサル号として打ち上げられたアポロ10号の司令船に「チャーリー・ブラウン」、
月着陸船に「スヌーピー」のニックネームがつけられ、
アストロノーツ・スヌーピーは、初めて月に行ったキャラクターとなったんだよ。
知らなかったでしょう。
上の画像は、当時発売されたアストロノーツ・スヌーピーの人形。
スヌーピーコレクターの間では、すごい高値で売買されているこの人形、
欲しいけど、手がでないよ～。
下の画像は、アポロ10号で出発するクルー達。

今年はアポロ10号が月に向かって飛び立って40年、
アポロ11号が、人類初の月面着陸を果たして40年、
だから記念イベントや、アストロノーツ・スヌーピーを見かけることが多いんだよ。



無事、月面調査を終えた「スヌーピー」と「チャーリー・ブラウン」の功績を記念して、
月のクレーターのひとつに、「スヌーピー」って名前が付けられ、
地球に戻った司令船「チャーリー・ブラウン」は、ロンドンの科学博物館に展示。
切り離された着陸船「スヌーピー」は太陽の軌道に残され、今も回り続けているんだって。
今も宇宙のどこかに、いるんだね。

さらに。
アメリカでは1960年代、月面着陸を目指していたものの、宇宙飛行士が亡くなってしまう事故が起き、
計画が存続の危機に。
NASAはその事態を乗り切るために、技術革新と安全の象徴にスヌーピーを採用、
と同時にNASAの職員や、宇宙開発に貢献した個人や団体を表彰する「Silver SNOOPY Award」を設立。
宇宙開発の功労者に、スヌーピーのピンズを贈っています。
これは、現在も続いているんだって。
また、1975年の歴史的な出来事にも、スヌーピーが登場。
アポロ18号が、ソ連のソユーズと宇宙でドッキングした、
この時に作られたスッテカーとバッヂに、アメリカ代表のスヌーピーと、
ソ連代表の熊が描かれています。
「さぁいこう」、「ＯＫ」って感じかな。

人類の偉大な一歩をしるしたアポロ11号の成功の影には、
「スヌーピー」の活躍があったのだ。エッヘン！

Peanuts Celebrates NASA's 50Years
http://www.snoopy.co.jp/nasa/index.html

Silver SNOOPY Award（シルバー・スヌーピー・アワード）
http://iss.jaxa.jp/iss_faq/faq_ast_12.html

アポロとソユーズのドッキング
http://www.spacepatches.nl/astp_frame.html
→Apollo-Soyuz"Snoopy meets theBear"

アポロ計画
http://ja.wikipedia.org/wiki/アポロ計画

ドレスリハーサルとは、本番と同じことをする本番前の最後の練習のこと。