しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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丹波布の茶色、栗の皮染め

2012年07月25日 21時08分47秒 | 染め


これは、栗の木・・ではありません!

くるみの木です。中央に実がなっています、

実は食べません。染料に使うつもりです。


昨日の続きを書き込みます。

ざるに栗の皮をとりあげ、煮汁を今日と明日の2回分に分けておきます。

再び鍋に入れて、60℃まで沸かします。

 染液の量は、何㍑でも、糸が浸かれば良い

 「色が薄いときは染め重ねる」

 「草木染めは陽に弱く水(洗い)に強い」

 媒染ー発色剤

  栗・・消石灰で茶色に。消石灰ー粉の場合糸の20%
                液の場合水1㍑に対し10㏄
  湯の量は糸が浸かるだけたっぷりがよく、かき混ぜて使う。

  湯の方が赤色に早く反応する。水で石灰媒染すると、しばらくは焦茶色
  だが、そのうち赤みがかってくる

  畑の石灰の場合は水で溶いて、上澄みを使う。

60℃で、鍋に糸をいれて、

沸騰後、20分煮て染色。
    20分後に鍋から竹棒で取り出し竹2本使って2人で絞って
    ぱん!ぱん!と2人で引っ張る
    (空気を入れ、糸をさばく)

糸を鍋に入れ再沸騰後20分煮て染色
    同様に鍋から取り出し、竹2本を使って2人で絞って
    ぱん!ぱん!
    (空気を入れて、糸をさばく)

糸を鍋に入れ、再々沸騰後、20分煮て染色
    同様に鍋から取り出し2人で絞って
    ぱん!ぱん!(空気を入れてさばく)

媒染液(石灰)に浸ける
   少したったら、絞って発色を見る
   再び媒染液につけること20分。

2人で、竹で絞り、中干しする。
 
「石灰媒染の場合、水洗いせずに干した方が赤味がきれいにでる傾向がある」

明日の分の染液を加えた鍋の中に浸けておく。

        1日目の作業終わり、片付けてかえる。

             2日目の作業はまた明日かきます。

他の染色の本などとはすこーし違うのがわかってもらえたかな。