香竹日記

書道の奥深さを楽しんでいます

富士山に 『 農鳥 』 現る

2020-05-18 22:14:55 | 香竹自詠漢詩
 残雪促農事   萱沼 香竹

暖日微風野水流
菜花一面又悠悠
正催農事冨峰麗
残雪皚皚形似鳩

 
 残雪 農事を促す

暖日 微風 野水流れ
菜花一面 又悠悠
正に農事を催して 冨峰麗し
残雪皚皚 形 鳩に似たり

五月のゴールデンウイークも過ぎ、ここ富士山の北麓にも漸く暖かい日が訪れ、
野を渡る微かな風がとても心地の良い季節、
辺りは菜の花が一面の黄色で埋まり,

ちょうどその頃、私達の家々から富士山を仰ぎ見ると北西斜面、7~8合目付近のくぼみにある残雪が鳥(鳩)の様な形をして見えて、

古来、冨士山にその形が現れますと、これを合図に本格的な農作業が始まるのです。

毎年この時期になりますと雪解けの中から鳥の形を探すのを地元民はとても楽しみにしている。


うわぁー 雲の合間から可愛い農鳥が見えました 🕊




上の写真の三日前の冨士山・これからどんどん雪が解けて

冨士山の写真は、友人Kさんの提供 いつもいい写真を有難う



さて、今年はコロナさんの感染拡大を懸念し、全ルートからの冨士山山小屋の営業を休止するとのことです。

どうぞ静かに過ごせますように🗻



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 刻字作品 「愚公移山」 | トップ | 山菜シーズン到来! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

香竹自詠漢詩」カテゴリの最新記事