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長い人生に於いて何回となく環境の激変を経験します。
人はその度に期待と不安を強く感じ必死に新しい環境に順応しようとします。
しかし中には新しい環境に馴染めず苦労する人もいます。
私も会社員だった時に期待されて規模の大きい同業他社から転勤した人がいました。
結局期待されていた成果を全く上げられず追われるように退職に追い込まれました。
一言で言えば以前いた大手の企業の習慣を引き摺って社員の反感を買い孤立してしまったためです。
「郷に入っては郷に従え」ができなかったのです。
社員にしてみれば「そんなに前の会社が良いんだったら、前の会社に帰れ」となってしまうのも
頷けます。
定年退職は人生の激変を生みます。
しかし、恵まれた人ほど危機感がなく、新しい環境に順応しようとする気がないように感じられます。
「茹でガエル」の法則です。
厳しい老後を迎える人は否応なく新しい環境を受け入れ対処せざるを得ません。
一方でぬるま湯の中で状況が少しづつ悪化していることに気が付かず無自覚に周りから疎まれる人もいます。
私も無自覚にサラリーマン時代の常識と習慣を引き摺って損をしているような気がします。
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