「時短」からの卒業

2024-08-27 17:00:00 | 日記
現代社会において「合理性」が尊重されています。その最たるものが「時短」です。家電量販店では「時短家電」が並んでおります。
一説によると若者は映画さえ「時短」で観るそうです。??
私達シニア世代の「合理的」といえば「トヨタの自動車工場」を思い浮かべる人も多いと思います。
新人研修で「トヨタの最新工場」を見学した人が「人間性を無視してませんか?」と担当役員に質問しました。さすが新人怖いもの知らずですね。担当役員は笑いながら「確かに仕事中は合理性を重視します。しかし、プライベートでは人生の大事なことや自分の趣味にとことん時間を使うことを奨励してます」と答えたそうです。
随分昔の話ですが「とことん合理性を追求した人」は言うことが違うなと感心し今でも良く覚えています。
私達シニアは「世の中のため」「会社のため」「家族のため」と一生懸命に働いてきました。もうこれ以上何もしたくない。と考える人も多いと思います。実際世の中便利になって「何もしなくても」そこそこ生きていけます。
でもそれって「映画を早送り観る」と同じではと危惧します。そこに「面白み」や「感動」があるのでしょうか。
「映画好きが好きな映画を何回も観る」人生と「合理主義者が時短で映画を観る」人生。私なら「同じ映画を何回も観るなんて凄いな」と思うし「時短で映画観るんだったら、一層時間の節約で他の事をした方がいいのでは」と考えてしまいます。
シニアになったら「時間」や「周りの評価」を気にせず「やりたい事をやる」ことが重要だと思います。
シニアが「アイドル」を「追っかける」なんて羨ましと思います。しかしその一方で「程々でね」と思ってしまいます。
偉そうなこと言って私もまだまだです。




孤独死

2024-08-25 17:00:00 | 日記
孤独死とは亡くなってから時間が経って発見される事を指すようです。現在1人住まいの老人が増えているので、ある意味必然なのでしょう。
私は奥様と住んでいると安心していますが、必ず夫婦のどちらかが先に亡くなりますます。
残った方が1人で老後を過ごすことになります。仕事を辞めて今の生活がずっと続くわけではないのです。
昔は大家族が普通でした。例外的であった夫婦と子供だけの家族は「核家族」と呼ばれました。
今は「核家族」なんて言葉は死語になってしまいました。それが当たり前なのでわざわざ特別な表現をする必要がないからです。
大家族を羨む声もありますがそれは現実を知らない人の妄想でしかありません。
私達老人の多くは「大家族」と「孤独死」を天秤にかけ、「孤独死」を選んでいます。
自分が選んだことだからしょうがないで済まないことも多々あります。
1.早期に発見されていたら助かったかも知れない
2.周りに迷惑をかける
1人になったら、なにかあった時の「連絡先」は必須です。老人は元気であっても急変する可能性があります。
「安否確認」「身近に携帯電話」など工夫が必要です。
孤独死の場合「異臭が酷くて」発見される場合も多いと聞きます。日頃お世話になっていた人達に多大な迷惑を
かけることになります。


老後は直ぐに老いていく

2024-08-23 17:00:00 | 日記
人間に育てられた猫は「自分は人間」と思い込み、ペットホテルで周りが猫ばかりだと「自分は猫」と自覚して落ち込むと言う話があります。
面白い話ではありますが「そんなバカな」とも思っていました。しかし今なら分かります。なぜなら今の自分がまさにそうなのです。
私は今年の7月に退職したばかりの「老後の初心者」です。仕事をしていた時は周りが若い人や「若い老人」ばかりで「(猫のくせに)自分は人間」と思い込んでいました。退職した時は「これから自由だ」と嬉しかったし「こんなに若いのにリタイヤして良いのかな」とさえ思っていいました。しかし日本人は勉強家で勤勉です。本やネットで「老後の生活」について調べまくります。なにしろ時間はたっぷりあるし意欲もありますから。しかし、現実は甘くない。「段々心身とも衰える」「夫婦は必ず1人になる」「介護」「老人施設」・・・ネガティブな事柄も多いです。一生懸命勉強すればするほど精神的に老いていきます。下手に勉強せず、能天気に自由を謳歌していた方が良かったかもしれません。
老後は、「現実逃避」や「勘違い」も必要かなと思ってしまいました。

シニアの本音「やめとけばよかったこと」「やめてよかったこと」

2024-08-20 17:00:00 | 日記
シニアと呼ばれる年齢になり後悔も色々あります。しかし、過去を振り返り暗くなるのか、まだ長い人生の教訓にするかでは大きな違いがあります。
[やめとけばよかったこと]
・喫煙  ・過度の飲酒  ・無理な運動  ・無駄な消費  ・頑固さ
[やめてよかったこと]
・仕事の早期退職  ・不要な人間関係の清算  ・車の運転  ・糖分や脂肪の多い食事の制限

過去の経験を活かし未来に備える為の情報が欲しいのに、切り口の違いで随分違う答えが出てきたことに驚きます。
[やめとけばよかったこと]は後ろ向きの答えが多いですね。タバコは後悔してもやめられないだろうし、「過度な」と付ける未練から察して、お酒も無理そうです。頑固さにより人間関係が悪くなった後悔でしょうが性格はなかなか治りません。無理な運動で怪我し最悪寝たっきり老人になる人は多いです。「何回も止めたのに言うことを聞かなかった」と嘆く家族が見える気がします。

[やめてよかったこと]には心強いものがあります
「元気なうちは働け」「仕事は生きがいになる」とかの声の中でリタイヤした私には、勇気づけられるものがあります。
「不要な人間関係の清算」なども多くの人がやってよかった実感しているようです。

世の「評論家」「コメンテイター」「マスコミ」の言っている事と実際の多くのシニアが考えていることには乖離があると改めて思いました。




市民プールは女性ばかり

2024-08-16 17:00:00 | 日記
私の自宅から歩いていける距離に市民プールがあります。プールでウォーキングは膝の関節に優しく、更に1年のフリーパスが1万円と安く年金生活者の私にとって、大変ありがたい存在です。
私もよく利用させて頂いておりますが、圧倒的に女性が多くびっくりします。
男性は修行僧のように黙々と歩いている人が多く、女性は寧ろ歩くことよりおしゃべりを楽しんでいる人が多いように感じます。
男性側から見ると「女性は何しに来ているんだ。真面目にちゃんと歩け」となるし
女性側からすれば「男性は何しに来てるんだ、しかめっ面して態度悪い。もっと楽しめよ」となるように思えます。
男性は真面目すぎて面白くない。自分勝手で協調性がない。場の雰囲気が読めなとキリがありません。
今の時代男性とは女性とはと決め付けることはいけない事だされています。私もそう思います。
しかし、「市民プールは女性ばかり」というのも事実です。
年金生活者の男性は男性だと言うだけで損をする恐れがあるとの「気付き」を得ました。
私は「損」をしたくないのでこれからもプール通いを続けたいと思います。