心のどこかで秋と言えば京都と思っているところがある。観光地京都には「京都・嵐山1dayパス」というお得切符がある。これを使ってぶらぶらした。
パスを有効活用する関係で阪急、地下鉄、近鉄と乗り換え東寺にむかった。五重塔が目印で東寺と書いている提灯が下がっていてわかりやすい。最初食堂(じきどう)に入った。ここで御朱印の受付をするらしい。以前の職場で同僚の女性から御朱印帳を見せてもらったとき「これはどこのお寺の御朱印ですか?」と質問した。女性は「東寺のどこかです」と答えた。当時は不思議に思ったが、御朱印帳を集めていくつか書いてもらうのなら、そういう解答になるのも当然だ。その後講堂、金堂と五重塔を拝観した。
東寺があるということは西寺もある。その間には朱雀大路があり、その通りの南には羅城門があると聞いた。確かに公園に「羅城門遺址」と書かれた碑が立っている。西寺の跡を探すと、羅城門遺址の更に西に「史跡西寺址」と書かれた碑が立っている。創建当時、西寺は東寺と同じ規模を誇っていたが、西寺が先に衰え再興されることもなく埋もれたらしい。今となっては碑を残すのみだ。
ここまで来る途中、御土居と書かれたバス停があり、そこの周りは若干地面が盛り上がったようだった。以前から御土居に興味があったので、北野天満宮の御土居を見に行った。参拝後、御土居を見ると土塁の向こうに川が見られる。
その後嵐電を使って、車折神社と鹿王院を参拝後、阪急を経由して帰った。