ぶらぶら日記

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音楽の話 (42)

2020-03-09 13:35:15 | 思い出
 ふとした時に思い出すフォークグループがいる。そんな一つが、猫である。猫の最初のヒット曲は何といっても吉田拓郎作詞作曲の「雪」。「ゆっきでした~」という歌いだしで私もシングルを持っていた。やはり、拓郎はヒットメーカーとしておそるべし!である。一時、拓郎のバックバンドを務めたと聞いている。

 次のヒット曲もまた拓郎の「地下鉄に乗って」(作詞は岡本おさみ)である。私はこの曲のほうがよく覚えている。「おきざりにした悲しみは」同様、ラジオの「欽ちゃんのドンといってみよう!」という番組で良くかかっていたからだ。田舎の小学生だった私にはよくわからなかったが、後年その地下鉄が「丸の内線」であることを知る。歌詞の内容は、恋人と最後は分かれてしまうと思っていたが、今考えると地下鉄の中でタイプの女性を見つけて妄想の中の恋かもしれないと解釈もできるがそれは考えすぎか?

 73年にリリースされた「戻ってきた恋人」も拓郎の作品(作詞は安井かずみ)で、これは拓郎のLP「今はまだ人生を語らず」に収録されている曲だが、猫の方が早く発表されている。猫の曲の中では「各駅停車」が一番好きな曲かもしれない。イントロのホーンセクションと男くさいボーカルが何とも言えない。

 解散後、数度再結成という形で一緒にステージに立ったが、メインボーカリストの田口清が91年に42歳で死去。


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