香湧水(澤口 宏行)

近況や意見、呼びかけ、個人の研究成果など。

聖書の親しみ

2007年10月23日 21時42分38秒 | Weblog
 もうずいぶん経ちますが、以前ローマ教皇庁の日本大使であったエムブローズ・デ・パオリ大司教様が、母国アメリカ合衆国で、白血病で亡くなられたとのことで、大司教様の日本での偉業に対し心より感謝申し上げます。そして、わたくしが個人的にも、皇室の皆様共に、日本人すべてが、どれほどのお世話になったかを思うと、言葉もありません。わたくしも、世界中の皆様の平安と共に、大司教様の平安を心からお祈り申し上げます。

では、続きを写本します。
マタイによる福音書二章の続き
 エジプトに非難する
 占星術の学者たちが帰っていくと、主の天使が夢でヨセフに現われて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
 ヘロデ、子供を皆殺しにする
 さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。「ラマで声が聞こえた。激しく嘆き悲しむ声だ。ラケルは子供たちのことで泣き、慰めてもらおうともしない、子供たちがもういないから。」

****では、私たちの身勝手な比較文化・・・なぜなら、やっぱり聖書よりもあまりに最近の本・・・を致しましょう。昭和天皇陛下の国史教科書からの写本をします****

 第二章 神代
 一 天照大神
 わが国には上代から言い伝えられてきた神代の物語があります。国ができたいわれ、皇室の根源、国民精神の真髄がみな、そのなかにこめられています。

 まず、天地がはじまったとき、高天原に天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神があらわれました。その後、伊弉諾、伊弉なみの男女二神が大八島を生成し、治められました。大八島とは、大倭豊秋津島、淡路島、伊予島、筑紫島、壱岐島、対馬島、隠岐島、佐渡島です。これらを総称して豊葦原中国といい、また瑞穂の国ともいいます。伊弉諾、イザナミの二神は多くの神々をお生みになりましたが、最後に天照大神とスサノオノミコトをお生みになります。天照大神は御名を大日るめの命と申され、光を四方にかがやかす美しく尊い神です。伊弉諾の神は、天照大神に高天原を治めなさい、スサノオノミコトには海原を治めなさいと命じられました。しかし、スサノオノミコトは伊弉諾の神の言いつけをお守りにならなかったので、父の神はスサノオノミコトを夜見の国に追放されました。

***皆さんよく知っておられる神話の始まりですね!もうしばらく楽チンに読めますよ!***