台風一家

りんくうタウンに行って来た

伴侶の用事の為、用事をしがてらキャンプに行くことになった。
先週末、キャンプに行きたがっていたこいちゃんが風邪の為、泣く泣く断念したので、今回は絶対に行かせてやりたいところ。
前日私はそのこいちゃんに風邪をうつされたのか38,3度の熱が出てしまったが、普段飲まない風邪薬を飲んだところ、てきめんに効き、キャンプに出かけることにした。

伴侶が用事を済ませている間、側にあった川原で子供達を遊ばせる。
広い川原の為、子供達は飽きることなく遊びつづけ、ぽかぽか陽気の中、私ものんびりと子供達を見守る。

こいちゃんは、草で作った「稲の束」(本人いわく)を沢山私に奉納してくれて、そんなこいちゃんに私はぺこぺこ頭を下げる。
いっくんはどこかに落ちてきた縁日の水風船のヨーヨーを振り回し、割れるまでずっと一人で遊んでいた。
二人で遊びはじめると、こいちゃんやいっくんより高いススキをちぎってはコンクリートの角で削りきり、何やらぺちゃくちゃと「ごっこ遊び」を始める。
聞かない振りをして聞いているとどうやら二人の時代設定は「石器時代」(ぽい)。
石を包丁に見立て調理をし、草の種を葉っぱのお皿に入れて米を収穫したぞ、と帰宅する。
二人家族らしい。
きっとサルもこんな風に進化したに違いない。

さて、用事の終わった伴侶と合流して、温泉「風の湯」に到着すると、ちょっと一休みの私は、伴侶に子供達をお願いして、一人で車で昼寝である。

遊具があったらしく、暑がりのこいちゃんは上着も着ないで遊ぶ。

山にも行ったらしい。
温泉周辺に色々あり、かなり広い。

そして、伴侶の大好きな電気屋に。
しかし、伴侶よ、これは注意しなければいけない状態ではないのか!?

やっと子供達が車に帰ってきたのは1時間を過ぎた頃。
たっぷり遊んでお腹も空いたようである。
お風呂の前に食事を済ませることになった。


子供達はうどんと散らし寿司のお子様セットを頼み、がつがつ食べる。
うごきっぱなしでお腹も空いたのだろう。

私は美味しそうな豆腐と、鳥雑炊でお腹にやさしくさっぱりと。

温泉は結構広い。
足湯や打たせ湯、100センチもある歩く浴槽、サウナなど種類も豊富でこいちゃんごのみ。

そしてお風呂を出てから子供達が何より楽しみにしていたアイスクリーム。
最近はいっくんのほうが食べ終わるのが早く、あっというまに平らげてしまう。


道の駅「いずみ 山愛の里」に着き、ベッドを作り寝る支度をしていると「晩御飯は?」といっくんが聞いた。
さっき食べたでしょ、と言うと「お腹がすいたー」と若干駄々をこねたが、睡魔には勝てず眠ってしまった。

眠いんだか、遊びたいんだか、お腹が空いたんだか、本人もわからないくらいやりたいことだらけのようである。

翌朝目覚めてから、道の駅で売っていた作りたての米粉パンなどを頂き、向ったのは「りんくうタウン」。
ヒーロー戦隊のショーなどをしており、怖がりつつもくぎ付けの二人はヒーローと写真をとってご満悦。

様々な店舗が入っており、買えない物はない。
イベントも沢山やっており、無料でカレンダー作りをさせてくれるイベントに参加し、二人とも最後まで頑張ってカレンダーを作成。

定員30名のこのイベント、懲り性のこいちゃんはここでも最後に…。

親が手を出し口を出し、完璧なカレンダーを作成するところもあれば、放任主義の家族もいた。
うちは半々と言う感じか…。

さて、カレンダー作りのあとは私は「オヤスミタイム」に入った。
一人駐車場に向かいVOXYで毛布にくるまる。

その間も伴侶に連れられたこいちゃんといっくんはフル始動していたようである。
屋内アスレチックのような所に行ったようなのである。

横になる私の耳にひたすらメールの着信音が響く。
全て伴侶が撮影した写真が送られてくるのだ。
こんなに沢山の写真…。

汗だくになって遊んだらしい。


二人を探すことで精一杯の伴侶。
そんなことなどおかまいなしに二人は夢中で遊んでいる。

こいちゃんはこのカートに乗っている時に後ろから誰かに追突されたらしい。
「ぶつかられたからね、歯がぐらぐらするんだよ~!」と、何度も何度も、迷惑そうに(嬉しそうに?)私に教えてくれた。

本当はりんくうタウンのあとに空港に向かい、飛行機の離着陸を子供達に見せてあげたかったのだが、二人はここで夢中になって遊び、私がいる車に帰ってきたときには夕暮れに近い色のお日様になっていた。
すっかりいい時間になってしまったため、家路に向うこととなった。
伴侶が車を出すと、じきに二人は眠ってしまった。

私の変わりに一日二人の面倒を見た伴侶がハンドルを握りながら、「子供は凄い、思いっきり遊ぶな!」とちょっと興奮気味に話した。
「大人には出来ない遊び方だな」とも言った。
本当に、子供のパワーはすさまじい。
今回のキャンプ、私が風邪気味だったことで、しっかりと子供に接することが出来て、その凄さを実感できたのかもしれない…。

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