台風一家

淡路島に夢中 2日目

翌朝、子供達はいつものように6時ごろ目を覚ました。
まだぼんやりしている頭で、伴侶としばし散歩をして、私の朝ごはんの支度が済む頃に帰ってきた。

ぼんやりした表情で、カップラーメンなどを食べるが、いっくんはやっぱり目覚めのいっぱいは牛乳である。

食事が済み、身支度を整えると海沿いの道に散歩に出かけた。
鳴門海峡大橋の下につながる歩道橋が開放されていたため、入って見ると、ものすごい高さでヒヤリとするようである。

ずっと奥までつながって見える橋の鉄骨が規則正しくてすばらしい。

橋の土台に降りて散歩していると大量のフナ虫発見。
いっくんの狩の血が騒ぐ。

赤ちゃん蛇が弱っているのを発見した二人。
動物園で見る蛇よりも、やはり身近なところで発見した動物の方がインパクトが大きいらしい。
こいちゃんは「もって帰りたいー」とむちゃくちゃな…。

キッズパスポートのおかげでソフトクリームが無料。
手をべたべたにしながらクリームをほおばる。

玩具もちゃっかり買ってもらったいっくん。
水を注ぐと火山から泡が吹き出し、最後は(72時間後)出てきた恐竜が大きくなると言うものである。
こいちゃんはやっぱり何も買わない。
「もったいないから…。またいつか…。」と慎重である。

子供たち、そして私までもが前日から楽しみにしていた「北淡震災記念公園」に着くと、受付の前にはパンフレットにも載っていた再現模型が迫力ある姿で私たちを迎えてくれた。
地震独特の地鳴りが流れたり、当時の映像などが繰り返し放送され、いかに大きな地震だったか判ってきた子供達はびっくりしていたようだ。

凸凹に隆起した地面を見ても初めはぴんと来ていなかった様子のいっくんも、繰り返しわかりやすい説明を受けたり、動く模型などでそれが地震によって一瞬で引き起こされた状態なのだと理解したようである。
進むにつれ、子供たちが「ここは??ここでもおきる?」と何度も聞いてきた。

倒れた家具や割れた食器、スイッチを押すと隆起する活断層の模型など、子供にわかりやすくい。
そのため、震災を経験していない梢と樹も、真剣に危機感を持ち、見てまわれたようである。

これらの細かい模型のほかに、地震体験が出来るコーナーもあり、4人で体験。
机やいすが固定されているせいで、マシではあるが、ものすごいゆれである。
キッズパスポートのおかげでプレゼントとしてもらった資料をみながら、いっくんに説明をしてやると「高いところには物をおかないで」と注意された。
これで少し、いっくんにも地震に備えようと言う意識が育ったのかもしれない。

記念館を出たところにあるレストランで食事をした。
お土産売り場を見てまわって、今まで玩具を買わずにずっと吟味ばかりしていたこいちゃんも、ここでようやく腕時計を購入。
大喜びで腕にはめ、1分おきに時間を教えてくれた。

やはり「パルシェ」香りの館では、子供達は狂ったように何度も滑り台にチャレンジ。
子供達の叫び声を聞きながら大人はゆったりハーブ鑑賞と、ソフトクリームを頂き、しばしの休息である。

とうとう帰る時間になり、渋る子供たちと高速に。
帰りの淡路SAでは、これまたパスポートのおかげでお子様ランチが半額に。
節約家のこいちゃん、このときばかりは久々のお子様ランチである。

SAを出て橋を渡り始めると後部座席の子供たちが「淡路島ぁ~」と連呼しながら泣きはじめた。
橋を渡ったら本土なので、この橋を渡る瞬間が一番悲しいようであった。
夢が覚める気分なのだろう。
ここまで喜んでもらえれば親としても満足感があるが、この調子だと今度の休みもまたすぐに連れて行くことになりそうである…。
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