こんにちは、久美子です。


伊勢原駅からバス🚌(日向薬師行き)終点から徒歩でも10分位。




なんでも、第四世の空誉上人が江戸幕府から乞い受けた53人の罪人が、本堂に続く最後の53段の階段を作ったとの事。


必要最低限の手入れがされている様子で、

今日も観に来てくださって、
ありがとうございます😊
神奈川では桜🌸が真っ盛り❗️
週末も久々にお天気も良さそうですね。
週末のお花見🌸を検討されている方、
お勧めスポットでもありますよ😁
神奈川の伊勢原にある『浄発願寺』です。


伊勢原駅からバス🚌(日向薬師行き)終点から徒歩でも10分位。
車🚗なら多くはありませんが駐車場あります。
車でもかなり上ります。
観音様で有名な《日向薬師》さんですが、もっと上流。
山の中に有る古刹です。
開祖は、木喰(木の芽や草のみを食べながら、各地を遊行しながら修行をしていたお坊さん達)の弾誓(たんせい)上人により、開かれた天台宗、弾誓派の総本山。
徳川家康からの厚い庇護を受け、他にも佐竹氏や藤堂氏などからも厚い信仰を受けていたとの事。
元々は、もっと上流にあった本堂が災害に遭い、現在の場所に移されています。
また、このお寺は《駆け込み寺》としても有名です。
当時、《殺人》と《放火》を犯した者以外は、ここに駆け込むと助けられたとの事。
当時から何か犯罪を犯す人にも理由があるとの考えからかと思います。
一般的?なお寺というより、ちょっと印象が違う感じ。
こちらに伺うのは2度目。
前回は肌寒い雨の日でしたが、今回は桜に迎えられました。

ここから更に徒歩で10分ほど(車では約2分)上流に行くと、上発願寺の奥之院の入り口へ。
(駐車スペースは3〜4台分有り)
川を渡り、
閻魔堂跡地と山門の跡地へ。


廃仏毀釈の関係か?
頭部を落とされた石仏が並びます。
更に落とされた頭部に石が積まれていて、心穏やかではいられませんでした😅
かって、弾誓上人が修行をしたと言われる岩谷に向かいます。
当日は午前中が雨で午後からは雨が上がり、濡れた杉の葉などで滑りつつ、息を切らせながら登ります。
周囲は杉の木立、そばを流れる川と鳥の声に励まされながら、登りました。
(何度引き返そうと思った事か😅、不安に有る距離です)
ようやくたどり着いた53段の階段。

なんでも、第四世の空誉上人が江戸幕府から乞い受けた53人の罪人が、本堂に続く最後の53段の階段を作ったとの事。
(もちろん修復されています)
ここで、働きながら自分達の罪を悔い改めて、やがて全員が放免(許された)との事。
その途中にも、頭部を失った石仏や供養塔、参詣記念の塔などが所々並んでいます。
石仏の中には、大陸風の衣装にも見える物があったり、このお寺の存在意義は、もしかしたら、一般的なお寺とは違ったものだったんだろうと思います。
本堂跡地


必要最低限の手入れがされている様子で、
《木喰》の生活感が残っている様な気がしました。
今回、奥之院まで来た事で、感じたのは、
《間(はざま)》という感覚。
生と死、犯罪を犯す者と犯さない者、自然と人工的な物、現世と異界。
そんな全く違う様で、紙一重の《間》という印象を強く感じました。
紙一重なんだけれど、全く違う世界、価値観、がそこにあって、私達はどちらにも足を簡単に踏み入れる事が出来る。
『どちらを選ぶのかは?貴方次第です。』
そんな事を問われている様に感じた奥之院でした。
(運動不足のツケで翌日しっかり筋肉痛❗️
翌日に来ただけ良しとします😅)
上発願寺に来られた際は是非奥之院まで❗️
最後まで読んでくださって、ありがとうございました😊

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます