日差しに浮かんだ
しゃぼんのような水玉
かぼちゃが座った
© Kunio.Takeuchi
http://blog.goo.ne.jp/kt9292
重たかろうに
春遠い山里には
この山は重たかろうに
もうすぐ春だに
こう書くと春がやってくる
どこかが違う
匂いなのか
きっと自分の気持ちだ
静かに
誰もいない夜
いつの間にか雪が積もった
夜が更けていく
雪に隠されて
ただ灯りだけが
照らし出されて 隠されて
雪が降れば
雪に願いを言ってみて
また置き去りにされてしまう
時間だけが通り過ぎたような
そんな気さえしてくるのだった
何十年も刻みこんだ時間
海に春らしい風
今年も変わらず
今年の春が訪れる
空間の中に
はじけた
水玉の世界
おどろき と 子供ごころ
湯屋の前
二人に時間だけが
後戻りしていった
そんな気がした。
三月に雪
そして 雨だろうか
驚きと 突然の変貌に祈る
今話題のかぼちゃのある風景
3月の雪、雪、雨
美術館にはかぼちゃが
似合っていた
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