毎週金曜の夜10時から放送されているTBSの「エジソンの母」というテレビドラマ。
「どうして?どうしてなの?」と疑問に思うとしつこく質問せずにはいられない本好きな小学1年生の男の子が引き起こす騒動をコミカルに描く痛快なドラマだ。
この少年の名前は「花房賢人(はなふさけんと)」。青果店を営む祖母の家に住んでいる。母子家庭だ。母親(坂井真紀)は日々パートに追われて休む暇もない。けれども息子の個性や好奇心を大切にしている優しくあたたかな愛情にあふれた母親だ。
少年の質問は本質を突いた鋭いものが多い。文部科学省の方針に沿った通り一辺倒な授業で対応しきれるものではない。彼の担任は美人教師でどちらかというと平凡で型どおりの考え方しかできない。少年が突飛な質問をすることで他の児童は騒ぎだし授業はいつもめちゃくちゃにされ、彼女はいつも振り回される。
以下はこれまでに少年が引き起こした騒動のごく一部。(詳細は番組HP参照)
第1話: 賢人の「どうして1+1=2なの?」の問いかけにクラスは大混乱。
第2話: 賢人、空を飛ぶ夢を諦めきれず、ついに校舎3階からジャンプ!
第3話:文部小学校の授業参観―。賢人のひと言が、またしても規子たち教師陣、そして青柳美月(杉田かおる)たち保護者を巻き込んで学校中パニック。
第4話: 鉛筆工場への社会科見学が行われる。工場で行われた質疑応答でまたしてもひと波乱!
子供にとっても大人にとっても楽しいドラマなので、ぜひご覧になってほしい。
僕自身も小学5、6年生のときの担任は美人教師だった。(当時のアイドル歌手の天地真理に似ていた。)このドラマの少年のようにというわけではないが、物質の三態(気体、液体、固体)を学習したときに「練り歯磨きやオロナイン軟膏などは固体なのか液体なのか?」とか「オナラも冷やせば液体や固体になるのか?」などと質問して僕は先生を困らせていた。
けれども先生はその質問には直接答えず、広島に落とされた原子爆弾のことを引き合いに出した。理科の時間にである。そして原爆のピカドンでたくさんの人間が(液体を通り越して)一瞬のうちに気体になってしまったことを話してくれた。僕は度肝を抜かれた。温度を上げれば物質は何でも気体になることが強烈に理解できた。僕より先生のほうがはるかに上手(うわて)だ。こういうのが「生きた教育」なのだと今になって思う。これは文部科学省の学習指導要領にぜひ加えてもらいたい教え方だ。
かなり昔からTBSラジオで「全国こども相談室」という番組が放送されている。子供は大人が思いもよらない質問をするものだ。知識に凝り固まっていないから、自由な発想ができる。何歳になってもみずみずしい発想力を失いたくないものだ。
ちなみに掲載画像はドラマのロケで使われている青果店。(東京都北区JR王子駅近く)
ドラマのロケ地を見学したのは昨年の4月クールの「プロポーズ大作戦」で主演の岩瀬健(山下智久)が住んでいたアパート(中野区南台5丁目の神田川沿い)で行われたロケ以来だ。
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関連リンク:
てるてるあしたの「笹乃館」を見学
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/b35e4c89353332ea13a4c2ad02880204
眉毛事件:子供の教育という意味での関連
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/333e93345020f86b5a8064a21e0a52bf
私も見てます。
タイトルからして、主役は花房お母さんの
坂井真紀なのでしょうか?
1,2話の花房親子と谷崎が話しているところに
伊藤美咲が自転車に乗って現れるロケ地は、
杉並区の善福寺川緑地ではないかと。
コメントありがとうございます。
そういえばタイトルは「~の母」ですね。ということは坂井真紀主役??
どうも僕は出番が多く、自分の好みの女優が主役なのではと曲解しているようです。
そうですね。伊東美咲が自転車に乗って現れるシーンは善福寺川緑地です!大正解!
掲載写真の青果店へは土曜日に行き、ミカンを一袋買ってきました。(1個35円ではなかったですけど。)物腰が穏やかで優しいおじさんが店番されていました。
善福寺の辺りだったのですね。懐かしい...。
今度、よく見てみよう。
そうなのです。実在する青果店ですよ。掲載写真では「果実」の左にそのお店の方の名前がありましたが、個人名ですので消してから掲載しました。北区のJR王子駅から徒歩で行けるところにあります。
みぽこさんは杉並区の善福寺公園のほうにも足を伸ばされたことがあるのですね。