今回紹介するのは、スパコンを使ってブラックホールや中性子星の合体や重力崩壊によって発生する重力波の姿を再現する方法と結果を紹介する本である。このテーマにそった日本語書籍はおそらくこの本しか刊行されていないと思う。 . . . 本文を読む
ブラックホールの周りの時空、物体や光の運動の有り様を想像しようすると、身についてしまったニュートン力学の感覚、思考経験がものすごく邪魔になる上に、ニュートン力学を無視して考えのがとても難しいことを実感することができる。見えるままの姿のものが、そこに存在しているわけではないことを肝に銘じておきたい。
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4月10日に公表された史上初のブラックホールの画像を、ホーキング博士に見てもらいたかったと思ったのは僕だけではなかっただろう。そしてこの画像についてお考えをうかかいたかった。あと1年と少し長生きしていただければよかったのにと。 . . . 本文を読む
アメリカ物理学会賞受賞の著者による全米ベストセラーの超話題作!!何も抜け出せないのに蒸発していくブラックホール、時間が消滅し空間が泡になる特異点、謎に満ちたワームホール―歴史・理論・逸話が奇跡のように融合したスリリングな物語。 . . . 本文を読む
本書の第1章で解説されるのは、ニュートンからポアンカレがカオスを発見するまでの数学史である。「天体力学のパイオニアたち」というタイトルだが、本書は3体問題、多体問題に立ち向かう数学者たちの物語だ。 . . . 本文を読む
僕が高校生活を送っていたのは1979年から1981年にかけてのこと。本書は高校時代に夢中になって読んでいた天文学書のうちの1冊。すばる望遠鏡の生みの親、小平桂一先生が翻訳された天文学の教科書である。 . . . 本文を読む