とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

物理学の記事をお待ちのみなさんへ

2009年01月10日 22時34分30秒 | 物理学、数学

派遣村の村民のその後が気になりながらも、少しずつ物理の記事を書くための勉強や準備をはじめたので、もう少しお待ちください。準備しているのは次のようなことです。


1)「重心と質点」についての最終記事では「半地球」で万有引力の法則が成り立たないことを説明しましたが、それだけではイメージがわかないので半地球のまわりの重力場(重力ポテンシャル)の様子をコンピュータ・グラフィックスにして見てみたくなりました。

そのためのシミュレーション・プログラムをC言語で書き始めました。このプログラムは計算量が多いので、とうとう「とねスパコン」が活躍するはずです。また、「半地球」のような変な形の天体は存在しませんから、ネットを探してもそのような重力場の画像は見つかりません。

「重心と質点の話」はその後「質点はなぜ重心と一致しないのか」、「2種類の質点は同じものだった (2種類の質点の記事の修正)」のように続いていきます。


2)「重力波とアインシュタイン」という本を買ったので読み終わったら書評を書く予定です。「アインシュタイン選集2」で解説したようにアインシュタインによって予言された「重力波(重力の波としての性質)」はまだ実験で検出されていず、現在もなお最先端の研究テーマです。この本はアインシュタインから現代に至るまでの研究内容を数式を使わないで紹介している本です。

書評については今後「Linux「理系」フリーソフト集」、「新版 スピンはめぐる(朝永振一郎)」、「一般相対性理論(内山 龍雄)」、「ディラック現代物理学講義 (ちくま学芸文庫)」、「量子力学 原書第4版」などを予定していますが、途中でまた寄り道をしてしまうかもしれません。(笑)

あと今日書店で「量子の道草 - 方程式のある風景」という本が今月発売になっているのを見つけました。この本はとてもよさそうです。1999年に出版された同名の本の改訂版なのですが、1999年版は中古でしか手に入らず、なんと1万円~3万円で取引されています。これを先に読むかもしれません。

ともかく欲張っても仕方がないので、ゆっくり楽しみながら進むことにします。

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8 コメント

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始めてみた数式 (ボラ)
2009-01-11 20:01:29
最終記事になるような、数式がわかるなんて、すごいですね。
こんな私でも、見ているうちにわかるようになるのでしょうか?
ちなみに、アインシュタインといえば、アインシュタインの150の言葉という本を韓国語に翻訳した事があります。関係ないですね。笑

返信する
ボラさんへ (とね)
2009-01-11 21:33:53

こんばんは。こちらの記事にもコメントいただいてうれしいです。

> アインシュタインの150の言葉という本を
> 韓国語に翻訳した事があります。
> 関係ないですね。

数式には関係ないですけど、理科離れ問題への貢献には役立った仕事だと思いますよ。お隣の国への貢献ということになりますが。(笑)

> 数式がわかるなんて、すごいですね。
大学では数学専攻でした。こういう数式も中学や高校の数学の延長なので、地道に勉強していくとわかるようになりますよ。僕には能力のあるなしではないような気がします。

昨年いちばん印象に残ったのは次のページの数式展開です。読者の☆さんによる証明ですけど。

これがニュートンの質点の定理の証明だ
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/8e99a18dc34282857900216178eba029

地面に立つと地球の中心に向かった引力を感じますよね。でもそれは地球を作っているすべての部分がそれぞれ人間を引っ張っているからなのです。地球の裏側のブラジルの地面も、アメリカやフランスからも引力があります。その合計が地球の真ん中に引力が集まっていると想定したのと同じ結果になるということを証明している数式展開なのですよ。(万有引力の証明をしている数式)

数式を使わないで同じことをパソコンで計算しようとするとこうなります。

地球を8000万個に分割してみた
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/7b2e4afa85f1fdf5df60ced709fdd8da

量子力学もいろいろ不思議な結果を予想させる数式があって、わかってくるとかなりハマります。
返信する
地球を半分に割ったままです。 (桑原)
2009-01-12 05:21:58
お帰りなさいです。
地球は半分に割ったまま。
剃刀は水につけたまま。
どうなるかと心配していました。
返信する
桑原さんへ (とね)
2009-01-12 07:55:02
おはようございます。それにしても桑原さんは早起きですね!
やっと物理に戻りつつあります。

> 剃刀は水につけたまま。
昨年末に同居している親が小皿に漬けてある僕の剃刀を見つけ、捨ててしまったので。年明けから3本目を同じようにして使っています。
両親は「モノは大切に長持ちさせて使いなさい。」と教育して僕を育てたはずなのですが、さすがにこれはケチでみっともないということで。。。(笑)

使い捨て剃刀を長持ちさせる方法
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/b5ca491daceea82d46f7c842e28b755a

半地球をテーマにした物理シミュレーションはいろいろありそうです。半地球を周回する人工衛星の軌道はどういう軌跡を描くのか、弾性体としての半地球はどのような周期で振動するのかとか。。。半分に割ったままで終わりそうです。(笑)

地球自由振動
http://wwwsoc.nii.ac.jp/ssj/publications/NAIFURU/vol37/v37p2.html

地球自由振動のいろいろな周期の振動(正弦波)を合成し、スピーカーから出力して「地球の音色」も聞いてみたくなりますね。地球は巨大な「鐘」です。
返信する
寝てませんでした。 (桑原)
2009-01-13 21:52:29
>桑原さんは早起きですね!
<溜まった仕事をかたずけてたら徹夜してしまって、まあ仕事が有るだけマシですが。
>昨年末に同居している親が・・・・
<親御さんと同居ですか、えらいな~、私だったら・・・出来ない、逃げ出すかな~寒いしな~。
>地球自由振動
<「地球が貧乏ゆすりしてる」とは知りませんでした、くしゃみは勘弁して欲しいです。
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桑原さんへ (とね)
2009-01-13 23:05:17
返信してから「もしや?」と思いましたが、徹夜明けだったのですね。

> 逃げ出すかな~
住宅ローン抱えてるので僕は逃げられませ~ん。(笑)

> 「地球が貧乏ゆすりしてる」とは知りませんでした、
科学雑誌ニュートンの初代編集長の竹内均先生が地球自由振動をはじめて計算した人なのです。タイガー手回し計算機で微分方程式を解いたのですが1年くらい回し続けたそうです。彼は54分の周期の振動をそれで見つけました。
返信する
35年捕らわれの身ですか (桑原)
2009-01-14 07:54:11
>住宅ローン抱えてるので僕は逃げられませ~ん。
<私も同じ様な話を十数年前父から持ちかけられましたが、即却下しました。
いい年した大人が毎日顔つきあわせるとね・・・色々有りますから。
返信する
桑原さんへ (とね)
2009-01-14 08:56:03
平成34年まで囚われの身です。(笑)
(あと13年か。。。)
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