TVコマーシャルで大切なのは斬新さと視聴者に与えるインパクトだ。
コラボCMというのがある。2つ以上の会社が協力してCMをつくり、それぞれの商品を同じCMの中で宣伝するというものだ。ほとんど見かけることはないがこのページに書かれているように過去には放送されたことがある。ただ、これまでのコラボCMは会社ごと異なったジャンルの商品を扱ったものだった。
今日僕が提案するのはあえて競合する複数の会社が同じジャンルの商品をコラボして宣伝してみてはというアイデア。お互いの会社がCMの中で自分の商品でできて、相手の商品ではできないことを宣伝し「けなし合う」タイプのストーリーに仕立てるのだ。もちろんお互い「大人になって」協力しながらCMを作るのだから「了解の上での非難合戦」。
消費者の立場から例をあげると、最近の一眼レフデジカメはどれを買ったらいいのかとても迷う。たまたま家電量販店で話を聞いた店員の勧めたものを買ってしまう人も多いことだろう。カタログやホームページで比較して得られる情報をこと細かに比較するのも大変な作業だ。
テレビCMという短い枠の中でその商品を買うと、どんなデメリットがあるかということがわかるだけで、大きな判断材料になると僕は思うのだ。CMはいくつかのストーリーを用意して順番に放送すればよい。両者公平になるように作るよう配慮する必要がある。こうすることによって、消費者はどちらかの商品を選ぶことになりそれぞれの会社の売り上げにつながるのではと思う。
商品の差が一部のマニアにだけしかわからなくなったものについては、ひとつの商品だけを宣伝する難しさは飽和点に達している。ネガティブ・コラボCMは似通った商品の違いを際立たせてくれる。キムタクが他社のカメラに目移りしているCMを見るのも次はどういうCMになるのかと好奇心をくすぐられる。ストーリーはアイデア次第。どうにでも面白くできそうだ。
「目移り型」、「正面対決型」、「嫉妬型」そして相手の商品を褒めちぎった上で、それでも自社製品にこだわる「ごますり型」などはすべてネガティブ・コラボCMのバリエーションだ。
新しい試みには困難がつきものだろうが、これは案外すんなり実現するかもしれない。
こういうCMのジャンルはとりあえず「ネガティブ・コラボCM」とか「コンフリクティング・コラボCMと呼んでおこう。
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関連ページ:
コラボCM
http://adunion.cocolog-nifty.com/column/2004/05/cm.html
番組では、
裏番組同士が互いの番組をその番組内で放送する…という試みはありましたが、
これはお互い協力の上のこと。
提案されてるものは、
ネット上だと何らかの形で早々に実現しそうですね。
番組スポンサーとの関係も十分気をつける必要が
ありますし、出資比率や内容の公平性、何か問題
が生じたときの責任の明確化など、事前に取り決めるべきことはたくさんあると思います。
交渉をうまくできるかどうかは、どれだけ面白くて
インパクトのあるCMの脚本ができるかにかかっていますよね。
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