マグネット将棋〝ミニ〟現代印
今日紹介するのは、ほとんど出回ることがないレア物のマグネット将棋だ。新品のものは販売されていない。商品名は「マグネット将棋〝ミニ〟現代印」。パッケージには製造元の名前や住所が書かれていないので、メーカーや製造年は不明。「現代印」というのが、もしかするとメーカー名なのかもしれない。(後日追記:その後、メーカーが判明しました。台東区蔵前にあった石原というメーカーだそうです。)
磁石は駒の中央に配置しているから、成る前と後で盤へつく力はほぼ同じ。磁力はちょうどよい。
以下、写真をクリックすると拡大するようにしておいた。
ポケット将棋やマグネット将棋の相場価格は500円から2500円くらいだ。このように低価格の商品に高い品質を期待してはいけないのかもしれない。
それでもできるだけ良い品を持ちたい。そのような気持ちで8月に購入した将棋セットを「マグネット将棋を購入(大久保碁盤店)」という記事で紹介していた。しかし、この商品の駒の裏面が樹脂製のシールであることが不満だった。
ふだん利用しているカフェで、いつも将棋を研究している「カフェ仲間」のKさんが使っているマグネット将棋が気になっていた。もしできるなら同じ駒が欲しい。Kさんに聞いたところ、駒だけを知り合いからいただいたのでメーカーや商品名はわからないのだという。
6月くらいから探し続けて、ようやくヤフオクに出品されていることに気が付いた。製造されてからだいぶたっているようだが未開封である。裏面が黒文字かどうかはわからない。おそらくKさんの将棋駒はこれだろうと1000円で落札させていただいた。この商品を探している人は少なからずいることも、ネットで検索してわかった。
昨年8月に購入した磁石将棋(ハンディー)の駒。裏面は樹脂製のシールが貼られ、文字はシールに印刷されている。このシールで磁石を固定しているので、磁石は盤面に近い位置にあるから盤面にしっかり着く。駒が成って裏返しになると磁石は盤面から少し離れることになるが、磁力はじゅうぶん効いている。銀将だけ印刷がかすれているのが少し残念。
ベージュ色の「磁石将棋(ハンディー)」と黄色がかった「マグネット将棋〝ミニ〟」を比べてみよう。
マグネット将棋は低価格なものばかりだから、売り上げが期待できない。製造側にしても、Amazonやヤフオクにしても、商品名やメーカーの表示がいいかげんなものが多いのは、そのためだ。購入側からすれば、お目当ての商品が探しにくい。
通常サイズで木製の駒だと数万円から百万円くらいのものまで、高級なものがある。たとえば、これは45万円の駒。
マグネット将棋でも5000円から20000円の価格帯で、木製で書体にこだわった高級駒、あるいは樹脂製でも高級駒を模倣した商品が販売されたらよいのにと思うのは僕だけだろうか?
今回は、この商品を探している方への情報提供として記事を書かせていただいた。
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2018年1月15日に追記:
この記事で紹介したマグネット将棋は、このようなパッケージで販売されたことがあったようだ。
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2018年8月7日に追記:
読者の方からコメント欄を通じて次のような情報をいただきました。
「浅草にあった、石原という会社です。将棋のみならず、囲碁やドミノ等の玩具を売っていました。もう会社はないのではと思います。」
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マグネット将棋を検索: Amazon ヤフオク メルカリ
関連記事:
マグネット将棋を購入(大久保碁盤店)
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/92637160014c1f22d52243eb3d23cbaf
将棋セット購入
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/9f6ae58f79977e31a09fe5247a94bd3b
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貴重な情報を提供していただき、ありがとうございました!
記事本文にも追記させていただきました。このマグネット将棋はいまも大切に使っています。
このマグネット将棋は本当に良いものだと思います。
私の場合、ハンディの盤にミニの黄色の駒で使っています。
棋譜を軽く並べるにはちょうど良いです。
ちなみに、ハンディの駒はエポック社ブックゲームの王将というマグネット将棋盤で、使っています。
どちらも、駒と盤の色の感じが合って、気に入っています。
はじめまして。コメントいただき、ありがとうございます。
マグネット将棋の品質にこだわりをもっている方がいらして、うれしいです。
ハンディの盤は見栄えと使い勝手がよく、僕も気に入っています。
エポック社ブックゲームの王将とはこれのことですね。なかなか良さそうです。
https://item.mercari.com/jp/m19639412863/
エポック社の王将の駒はハンディの駒同様、裏面がシールのものですが、同じシールの駒なら、ハンディの方が、この盤の色合いと良く合ってます。
駒が引き出しに収容できるので、開いておけば、持ち駒を置くことができます。欠点は、若干、縦に長いので角道がわかりにくいところですね。
以上、紹介はしましたが、おすすめをするわけではありません。
あと、GO印のハンディの盤ですが、製造時期によるのかどうかわかりませんが、盤の色が違うものがあります。参考まで。
正確な住所は台東区蔵前3-20-12の(株)石原です。
以前、オークションでチェス盤も見かけたことがあります。
ゲーム全般を製造していた会社と思われます。
(株)石原は蔵前にあったのですね。本文を訂正しておきました。ありがとうございます。
駒が引き出しに収容できるタイプもいいですね。あと、私がこだわるのは文字のかすれや文字の位置(偏っていないか)、駒によって文字の濃さのムラがないかです。
私もかなりのマグネット盤を見てきましたが、私なりのこだわりは次の通りです。
(1)駒の裏側がシールになっているのは耐久性がなくダメ。
(2)駒のフォントが、楷書、ゴシック体なのは味気なくダメ。
(3)駒と盤の色合いが、合っていないのは、見にくくダメ。
(4)持ち駒を置くスペースがある方が良い。
以上、総合して考えると、自然と現代印になったということです。
ただし、文字の濃さのムラ、盤の色については、現代印もまちまちですね。中古で買うなら、気をつける必要があります。
おっしゃるとおりですよね。値段を高くしてもよいから、品質を追求した商品が作られればよいのにと思います。商売としては難しいかもしれませんが。。