ノーベル物理学賞ブームにあやかって「とね書店」ではこれまでに物理学賞を受賞された先生方の著作を便乗販売することにした。紹介したのはどれも一般書や啓蒙書ばかり。
ニュース報道や新聞記事で物理や自然科学に興味を持った方も多いと思う。この連休は「人類の知性」を代表される先生方の著作に触れてみてはいかただろうか?
受賞された先生方については次のページで紹介されているのでご覧いただきたい。
科学系ノーベル賞日本人受賞者の偉業
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/tour/nobel/
それぞれ書名のリンクをクリックすると詳細が表示される。個人的には朝永先生の著作がお勧めだ。
南部陽一郎先生(2008年受賞)の著作
クォーク(ブルーバックス)
益川敏英先生(2008年受賞)の著作
いま、もう一つの素粒子論入門 (パリティブックス)
小林誠先生(2008年受賞)の著作
消えた反物質―素粒子物理が解く宇宙進化の謎 (ブルーバックス)
小柴昌俊先生(2002年受賞)の著作
ニュートリノ天体物理学入門 ― 知られざる宇宙の姿を透視する (ブルーバックス)
物理屋になりたかったんだよ―ノーベル物理学賞への軌跡 (朝日選書)
江崎玲於奈先生(1973年受賞)の著作
限界への挑戦 (私の履歴書)
朝永振一郎先生(1965年受賞)の著作
物理学とは何だろうか〈上〉 (岩波新書)
物理学とは何だろうか〈下〉 (岩波新書)
量子力学と私 (岩波文庫)
鏡の中の物理学 (講談社学術文庫 31)
湯川秀樹先生(1949年受賞)の著作
目に見えないもの (講談社学術文庫 94)
旅人―ある物理学者の回想 (角川文庫ソフィア)
ブログ執筆のはげみになりますので、1つずつ応援クリックをお願いします。
南部さんの『クオーク』と小林さんの『消えた反物質』・・・。
どの本屋でも「SOLD OUT」でした(泣)
『クオーク』は特にamazonのベストセラーランキング5位に急上昇しているほどの売れ行きで、amazonでも「在庫なし」状態・・。
講談社は増刷に追われているらしいですね・・
「ノーベル賞効果」は凄まじいです(>o<)
書店では売り切れでしたか。。。注文するしかないですね。アマゾンでも売り切れとは。。。つまりアフィリエイトである「とね書店」でも売り切れですね。(笑)
恐るべし「ノーベル賞効果」です。
この本は見たことがありませんが、ミネルヴァさんには難解だったのですね。おそらく素粒子物理学は現実に僕たちが体験できる物理現象に類推してイメージすることができないからだと思います。
「粒子が交換することによって力が生まれる。」と言われたってピンときませんしね。
増刷されるのを、辛抱強く待ちましょう。
私は、余りテレビを見ないので、とねさんの書き込みを見て受賞を知り、ニュースを見ると受賞者の先生方やご家族もテレビ等のマスコミに追い回されて大変な御様子、気の毒に思います。
それにしても物理や化学の基礎研究は、それが証明されたり評価されるまでには随分時間がかかるんですね。
皆さん、お元気で本当に良かったです。
何の評価もされずに亡くなる人、生活の為に他の道を選ぶ人もいるんでしょうね。
お金に成らない事を追求するのが学問だと思いますが現在の大学は国立は独立採算制を取るなどして研究者にとって良い環境では無いようですね。
アメリカ等では大学進学者のほとんどが大学院に進み就職するようですが、日本では大学院生の就職はきわめて困難です。
30年後の日本でノーベル賞を取るような方が沢山輩出される日本だといいですが。
コメントありがとうございます。
も一般の人には人気のない分野ですので、もともと在庫がほとんどなく、急に増刷ということになって出版社も大変なことになっているのでしょうね。
今日、笹塚駅近くの紀伊国屋書店に行きましたが、ノーベル賞コーナーが設けられるどころか、1冊も残っていない状況でした。
「理系離れ」については僕も危機感をもっています。考えれば考えるほどネガティブになってしまうので、このブログでは書かないことにしていますが「真理の探究」や「好奇心」だけではすまない「収入」や「生活」の現実が立ちはだかっているようです。このテーマに触れているページを2つだけ紹介しますが、「理系離れ」で検索すると多くの人が危機感を持っているのがわかりました。
そして誰も物理を学ばなくなった
http://kaoru.txt-nifty.com/diary/2008/05/post_0426.html
理工系離れ、理科系離れ、理系離れ
http://banare.rikoukei.com/
僕は趣味で勉強をしているだけなので満足していますが、いざ物理学を自分の仕事にできるかということになると、才能や能力だけでなく「収入」について満足できるかというと確信をもって「Yes」と言えません。
益川先生も文部科学大臣に進言したわけですから、これをきっかけに議論がなされ、一握りのエリートのためにお金を使うのではなく、理系人口全体を底上げするような政策や社会のしくみができあがってくればいいと思っています。