三者三様の人生～『不妊治療、やめました。二人暮らしを決めた日』

この漫画は泣けた
10年間不妊治療に明けくれた夫婦の話で。
治療の方法から病院の設備とか、色々と知らない実態が判って非常に面白かった。

最初この夫（作者）は
「てめー（奥さん）は顔も悪けりゃ愛想も悪い。ろくすっぽ家事もやらねー。おまけに病気ばっかしやがって
挙句の果てに不妊症かよ！あ～～くそー。なんでオレはよりによっておめーみてーなハズレと結婚しちまったんだ。
人生やり直してーーよ！！」

(゜Д゜)というものすごい暴言を吐く(゜Д゜)

奥さんはそれに対して「・・・ごめんね」とうつむいて謝る。

この夫は前に彼女を妊娠させたこともあるらしいので、絶対自分が原因だなんて思ってなかったようだけど
検査の結果、この夫の精子は沢山いるけども一匹も動いてなかった。
全人格を否定されたみたい・・とめっちゃ落ち込む。

ところがフーナーテストというものをした結果は、精子は動いていた！

？どういうこと？

どうやら奥さんの体が夫の精子を異物とみなして殺してしまうんだそうだソ…ッΣ(゜Д゜ノ)ノ…ソンナバナナ!!
精子が異物かぁ～へえええ～

こうなると自然妊娠は無理で、人工授精をしましょう～となる。

一旦は妊娠するが、流産。

途中、夫のすごく重症のアトピー性皮膚炎の話もありつつ
これが漢方で治り（これまた漢方は保険がきかないのでバカ高い）
不妊も漢方で治そう～と頑張っては見たが、漢方貧乏になり降参。

次に行ったのは最先端最先端の病院。
今までの病院で半年かかって検査してきたことを数時間でできてしまう最先端の病院。

自然妊娠・・ダメ
人工授精・・ダメ

次は体外受精
成功率は20％～40％。
費用は一回５０万。
５０万

料金が高いから・・と躊躇してるこの夫婦に
医者は「本気で子供が欲しいのならいくらかかってもいいって思うもんじゃないの？」
「うちには遠くからやってきてホテル住まいまでして治療するような本気の患者さんが少なくないんだよ」
「体外受精する気がないならうちに通う必要はないよ」
・・・という・・・

一般的に一回の受精に５０万はなかなか払えない。
しかも成功率が半分以下なのだ。何回すれば産まれるのだ？保障もないし。
結局お金持ちにしか出来ない方法だと思う。
５０万で子供を買うような感覚。

最後に来たのはKO病院。
これは実際には慶応病院か？

ここの女医がほんとヒドイ
私ならブチ切れて何か叫んで帰るだろう。
読んでて泣けてくるし腹が立って来る。

不妊治療は辛いのぉ・・・

三者三様の人生～『あせるのはやめました』

森下えみこの『独りでできるもん』シリーズ５冊目です。
30代の初めの『独りでできるもん』から続くシリーズで
この本は、えみこ35歳になりました編。

もう、あせるのは止めたらしい焦ってたのね
30代半ば、独身、彼氏無し、
枕元に歴代のケータイ電話を並べ目覚まし時計にしてます。
大型ショッピングセンターで働いています。最近老眼っぽい。
住まいは1LDKのマンション家賃は５万５千円。

●ご祝儀あげ続けて１５年。もう自分の時に元を取るとか考えなくなりました。
●日曜日の家電量販店、家族連れが多い中　女ひとりの私。割と放っておかれる・・接客してくれれば買うのに・・・
●雑誌の付録の可愛いトートバッグ、発売直後に使うのは気が引けるので数カ月ねかせておく。
●実家のテレビの配線を直してあげていたら「あんた、ひとりで何でも出来るのね～」と母にしみじみされました。
●どうしても顔の調子が悪いときがある・・・

えみこです・・えみこです・・えみこです・・

三者三様の人生～『ママ友のオキテ』

『ママ友のオキテ』

ドラマとか見てるとママ友も大変そう～
仲良しのママ友でも子供が絡んでくると友情にヒビが入ったり・・・
ママ友の世界ってどんなんやろう？と思い読んでみた。

けっこうフツー(。・ω・。)
そんなヘンな人もあんまりいないし、割と普通の世界だ。
ただ、ちょっと変わった行動をする人もいるけど
それもその人なりに訳がありそうな感じ。
やっぱりテレビドラマは誇張されてるんやね！という感想。

ママ友との一番の楽しみでもあるけどお悩みは『ランチ』
高いランチばっかり食べるグループに入っても続かないし、
安くても週2回誘われても辛いし、・・とまあ色々あるよう。

おかしくて笑ってしまうのが同じ分譲マンションに住むママたちの行動。
同じ間取り70平米の人とは仲良くするけど、角部屋で80平米あるママとは付き合わないママたち。
特に最上階の120平米のママは最大の敵なんだとか（笑）
これは年収に関係があるからか？変なの。

あと、なにかと人にたかるママ。
スーパーでお菓子とか牛乳を「一緒に買って」とおしつけ、もちろん後で代金を支払わない。
軍手（大体束で売ってるからか）「余ってるでしょ、ひとつ頂戴」とか・・・
私なら「おたく、そんなに貧乏なん？」って言ってしまうと思うが・・・
でもいざその場にいたら波風立てたくないから言えないのかなー？

スーパーでの基本のマナーは買い物かごの中を見ないだそう・・・
今夜の夕飯がバレバレだからだそうだ・・・
いやー・・・思わず見るよね、で「あ、今日はカレー？」とか言うわー・・・
アカンの？・・・

独身の友達が「最終目標は専業主婦！」というけれど・・・
「お金持ちなら別だけど、普通の専業主婦って単なるプーだよね、しかも家事・育児付きのー」
専業主婦だって超優雅な専業主婦に憧れている

そう、なんか専業主婦って単なる無職だ。
オットも私の事を「奥さんは無職だから」っていうけど
「専業主婦っていえー」ヾ(*`Д´*)ノと人前で言ったことがある。


人間ウォッチングには最適やろな～
子供が絡むと我を忘れるのがママなんやろう。
OL時代には見れなかった人々がそこにいる。

『ヒミズ』

コンビニ本で２冊出てた。
長期連載なのかどうかも知らないのでその２冊を買ってみた。

ヒミズってどういう意味？ヘンなタイトルぅ～
でも映画化されてるから何か知らんが面白いのだろう（多分）
（ヒミズってモグラ科の一種で土の中で暮らすので’日見ず’というそう）

結果的にこの２冊で上下巻だったのだが、上とか下とか書いてないので
下巻から先に読み出してしまった。
「[拡散する魔]編」と
「[劣情の種子]編」と二つあったらどっちから読みます？
私はなにも考えずに手に取ったものから読み始めました。


第23話から読んだのでストーリーがよく判らなかったが
『頭がオカシイ中学生の話し』というのだけは判った。

その下巻はいきなり通り魔で切りかかるシーンからだった。
その後も車に拉致られて脅されたり、「人を殺したでしょ」というシーンだったり・・・

「ぎょキッツイ漫画を買ってしまったかも」と後悔したが
あらすじを読みながら、推理しながら読み終えた。

が、もう一冊目を読み始めてビックリ（笑）
第一話・・・こっちから読むんやん！！！(*゜σ∀゜)σ.+゜☆（笑）

こっちから順番に読んで行けば、下巻の頭おかしい行動も納得がいった。
何事も『流れ』を知ると言うのは重要ですなあ～ふむ～

最近の１０代ってどんな感じなんだろう？？
この中三の主人公はロクデナシの両親が出て行ってしまい一人ぼっち。
食べていくお金もない。
学校の先生はノータッチなのか？

『自分という人間がつまらないだけなのに世の中がつまらんと言うな』

ほんと、確かにそうだ。自分と言う人間がツマラナイ人間なのだ。

間違ってると思う4コマ漫画・・・

マンガのヒトコマ目とフタコマ目・・・

足の親指を怪我した話・・・
この4コマ漫画自体・・・全然面白くはないのだが・・・

1コマ目
足の親指を怪我しました。
2コマ目

ペンチで力任せの物凄く痛い治療をされました・・・


3コマ目
家に帰っても痛くて痛くて・・・

4コマ目
診断書を貰ったら
怪我をしたのは左足だよ！！

間違って右足と書かれていました

・・・という4コマ漫画なのですが・・・・・・・

ヒトコマ目・・・・・
戻って見て下さい・・・


怪我したの・・・右足じゃないでしょうか？？？

銀と金 -福本伸行-

糸井重里のほぼ日刊イトイ新聞の中のマンガでドミノのコーナー

で知ったこのマンガ。

糸井さんもだけど、ソフトバンクのお父さんの奥さんの樋口 可南子も面白いと言って読む、と聞いて
一気に大人買いした～
１巻から・・・１１巻まで。

１巻を５分のイチほど読んで放置・・・４か月・・・
金融のこととか難しいの苦手やな～って・・・
でも、ええ加減読んでブックオフへ売らないと、という気持ちでまた読み始めた。

１巻は、確かにちょっと小難しいのだが、
２巻からはもう一気にどんどん引き込まれるーーー
次々と先が気になり、どんどん進む。
なにもかも放りだし、一気にどんどん進む。
おもしろいやんけ
１巻はまあぼちぼち物語の導入なんだが、
２巻でぐいぐい～引き込まれ、３巻が過ぎ、４巻でなんだかその世界に疲れてくるのだが
面白さの方が勝ちどんどん次々へ進む。

『カイジ』の人なんやね。
糸井重里が「絵がねえ～」と言ってるが、私は絵の事は全くもって何の問題もない。
絵が下手だと言うなら、青木なんとかという、ほら、ナニワ金融道の人も絵に難点があるよね。
でも味が有る。
これと同じだと思う。絵がねーーってことは全然思わない。

ファンタジーとしてめっちゃおもろいと思う。
２億儲けて、その後は銀行に預けて金利で食って行こうなんてゲスの考え・・・
金は儲けてなんぼ。・・・
生きてるからにはギリギリでドラマチックに生きたい、その気持ちも判らなくもないが・・・
庶民感覚の私には、全てがドキドキの内容でヒッジョーニ面白かったっす。

途中、主人公が女の子に「ちょっとちょっと」って呼ばれて何か言われる。
なに言われたの？？ってオッサン連中に聞かれるけど「いえ、別に・・」とか誤魔化すが
実は「付き合って欲しい」って言われてんねん～～～
ここらへんが２１歳の若者の生活、ってのが見れて可愛いのだ。

『運』・・・ここまでの７つの信号が全部青だった、とか。
運って、大事なんだな。

このマンガも初版は1993年・・・
２０年も昔の漫画なのねーー
古さは全く感じない。
読んで損はないと思います　ほし・・・いっつつ～～

日本沈没（小松左京・さいとうプロ）～漫画～ネタばれ感想～

沈没しました～+．(・∀・)゜+

『３月１２日午後１時３１分
国会において首相演説の真っ最中に　宝永火口の真下　海抜2500ｍ付近の山腹から始まった富士山の大噴火は
まず南東山麓2702ｍの高さにある側火山である宝永山を吹き飛ばし・・・

宝永４年（1707年）の大噴火以来　じつに二百数十年ぶりに富士休火山は大活動をはじめたのである。』

真ん中でパックリ割れて、西日本から沈んで行きました・・・
結局人口の１０分のイチも他国へ避難したのだろうか？
古美術や絵画など日本の遺産は前もって国外へ送ったみたいだが、国民の大移動は難しかったみたいだ。
そもそもたった１０カ月で一億人も受け入れてくれる国がない。
この国ですら、仮説住宅を建てるのだけで　てんやわんやなのに・・・

各国分散して何人受け入れるという議論もなされたが、どの国も100万人も難しい・・・
そりゃそうだ。
どこでどうやって暮らしていくのだ？？

日本が沈没するってことは、日本の国が無くなるということだ。
国がなくなってまでも日本人として生きて行けるのか？
そのうち日本人っていなくなる。

＝日本民族の将来について偉い人が考えたこと＝

その1・・・日本民族がどこかに新しい国を作る場合・・・
その2・・・各地に分散しどこかの国に帰化してしまう場合・・・
その3・・・世界のどこにもいられない人のために・・・

そして・・その4・・・
・・・なんの手もうたない・・・このまま日本と共に日本人は海へ沈んでしまう・・・
一つの国民が自分たちの国土以外のところで生きる権利を保障されてないから・・・

これって切腹の精神？

自分たちの領土がなくなった民族が生きて行くのはそんなに厳しいということか・・・

ただの大災害の小説とは違った。
日本人とか国土とはなにか？ということを考えさせられる。

まるで見て来たような小説だけど、ひとつだけ違うと思うのは　暴動シーン。
人々がイライラして殴り合いのケンカになったり、看板持ってのデモをしたりというのは
阪神淡路でも東日本でもなかったように、日本人はそんな無意味な暴動は起こさない。
この点がこの小説とは事実と異なるが、あとは実際に起こったことのように信憑性があって不気味だ。

とにかく自分のことしか考えていない私は、あと５０年は沈没せずにこのまま保って欲しいと願うだけ。

こんなチッチャイ細長い島・・・沈んでもおかしくない・・・
現にどこかの小さな島・・どこだっけ？プーケット？
どこかの島は徐々に海底に沈んでいってるんでしょ？

そのうち沈むという説もアリだけど
そのうち隣の大陸とまたくっつくという説はどうなんだろう？
（私の説）そんな説は無いの？？

コクリコ坂から～漫画のほう～ネタばれ感想

懐かしい『絵』
この漫画家さん、『なかよし』でよく載ってたなあ～
この手の漫画も時代だなあ～懐かしすぎる～

学園で一番の王子様が自分を好き。
主人公はだいたいそんなにイケてない（でも良く見ると可愛い）
親が理解あって、放任で、話が良く判る。

そして
好きになった人が実は血が繋がっている

ここまで割と良いテンポで話が進んできたけれど、
最後にパタパタパタっと「枚数が足りないから！」というように
ありゃりゃ？という素早さで血が繋がってないよというオチへ・・・

ん？今まで何だったの？感が否めない・・・

これ、当時読んでても私の心にはちっとも残らなかっただろうなあ・・・
そう思うのは、今読んでの感想なんだろうか？
思春期に読めば、なにか心に残るんだろうか？
それとも本当は読んでたけどすっかり忘れているんだろうか？どっちだろう？？

どっちでもいいけど、この話をジブリはどう調理したのかメッチャ気になる
漫画読んでますます映画が気になる気になる。

今日、映画の日なんだけど・・・映画館へ行く元気がないなーぷ

死ぬほど怖い話 という漫画

心霊の怖いやつかと思って
パッとカゴに入れてしまった漫画
最近、コンビニでこういう漫画が多い。

これ、裏社会のお話でした。
ウラメシ屋でもなく

もう、大きい大人なので大体知ってます。
あんまり目新しい話も無かったし
下ネタ系多し、なので気分悪いです
オッサンの読み物だった

最近は中国人の殺し屋が
サッと日本に来て
パッとターゲットを殺して
とっとと帰る・・・らしいです。
普通の民間人が10万円ほどで
依頼を受ける・・・らしいです。
反日教育もされてるので
躊躇もなく淡淡と仕事をしてくれるらしいです・・・

世田谷のおじいさんが刺されて亡くなったの、
こういう殺し屋の仕業？？とか思ってしまいました。
もしそうなら犯人はもう日本にいないよね

ボストンバッグを持って逃走したらしいし
国へ帰ったんですかね・・・

益田ミリさん、初めて知りました

ブックオフでぶらぶらしてるときに、ふと帯が目に入った。

≪まさか「ワーン」と無くとは思わなかった。あー、びっくりした。香山リカ≫

たしかに、ワーンとは泣かなかったけどジーンと何か所も泣ける

なんだろう？このゆるい感覚は

私も老後が心配

頭がぼけたら一体誰が面倒みてくれるんだろうね・・・

まあ、ぼけたら自分がどうなってるかも判らないのかな？

・・・考えても仕方がない・・・

私もはまっています

≪水木しげる≫

朝ドラ、ゲゲゲの女房を見るまで全く知りませんでした。
水木しげるが片腕が無いなんて

それであの緻密な漫画を描いてらっしゃるとは・・・感動

漫画を読んだこと、なかったです。
なので貸本時代の漫画を何冊か読んでみました。面白い！！！

次は戦争体験漫画・・・面白い！！！

その次は生い立ち・・・面白い！！！

貧乏話、妖怪話、全部面白い！！！

この夏ホームシック気味だったけど、それを忘れさせてくれました。感謝

今回初めてじっくり読みました

≪はだしのゲン≫
コンビニで売られていて思わず購入

生の声、現地リポートですね

もっとアメリカ人に読んでもらいたい。

お米を粗末にしたりしたとき、「ごめんね、ゲンちゃん」

と言ってしまいます。

このころは簡単にヒトの子も育てられたのね・・・
（違うところに関心、感心）