銀座へ行くことを「中へ行こう」というらしい。
それ以外は『外』なんだって
伊集院静
鮨屋に女・子供は来ちゃダメ!だという。
ランチならいいんだって。
でも夜は『男』が来るからダメなんだって。
こういう考えのオッサンを久しぶりに見たなあ。
こんなことキッパリ言える人がいないもんね。
ちょっとそんなことでも言おうもんならすぐに
「女性差別だ!」やれなんだ!って言われるこのご時世・・・
女は山に登ってはいけない、とかいうのと似てるけど。
ま、確かにあんまりにも若いと銀座の鮨屋なんて行きにくいわ。
ネタがケースに入ってないお鮨屋さん・・・高級店の証だって。
そういわれてみれば、こういうとこ・・・むかしに一度行ったかな程度だわ。
だいたいガラスケースやん?
漢字も寿司屋ではなく鮨屋のほうがシックリくる・・・
奥さんの写真、何年前のよ?
この人、篠ひろ子、最近見ないけどもう引退してるの?
稲垣吾朗と小島慶子の番組。
この小島が伊集院を怒らせるのだ。
「んもう~~うるっさい~~」って本当に邪魔くさそうに伊集院に言った。
だから、もう、番組止め!帰る!といってプイっと出て行った。
でもこの小島、勿体ないから食ーーべよっと。と言ってパクパク。
後ろでスタッフは神妙な顔をしてるのにさ・・・
なんか女に嫌われるタイプかもなー。私の好感度は低い。
~~2時間経過~~~
奥さんの篠ひろ子に「後処理が大変だから仲直りしなさい」と言われた。
と言って伊集院は戻って来た。
テンションの低いゴローちゃん。
こんなオッサンに馴れ馴れしくしたら怒るに決まってる。
小島、アホやなあ。
伊集院の流儀。
連れて行ってもらった店に、名刺を貰ったからと言って勝手に行ってはいけない。
次も行きたい場合は連れて行ってくれた人にまず聞く。
「またあの店に連れて行ってくれませんか?」と。
そして一緒に行く。
そのうちに「お前一人で行ってもいいよ」と許しが出たら、一人で行く。
だがしかし、行くときには「○月○日にお邪魔しようと思います」とその人に電話をするべし。
何故かというと、その人がやっと見つけた領域だから。
それを半年ほど繰り返してから「もういちいち電話して来なくていいから」と言われたらそれでやっと一人で行ける。
にゃるほどにゃあ~。
こんなこと教えてくれる大人は減ったよねえ・・・いないかもねえ・・・
若いとナニいちいちウゼェんだよっとか思いそうだけど、
こういうことを言ってくれる大人は貴重だ。
こういうのを踏まえたうえで、無礼講するならすればいいのだ。
こんなオッサンがお父さんだったら・・・
私の人生もさぞかし違うことになっただろうになあ~。
もう身内がいないので、わたしら夫婦だけで生きていかなアカン。
年配の人の意見というものに飢えているのだ。
仕方ないから、この伊集院静の本でも読むか・・・