感想書くのに時間がかかって今更になっちゃいました。
円盤発売前に観た証拠に残しますw
今回も例の如くネタバレ全開でいきますので、これから観る予定のある方は注意。
それでは以下空白。
単独プリキュア映画で1番泣いた。
なんかプリキュアの映画観るたびに泣いた泣いた書いてますが、今回のは桁が違った。
後半20分は大体泣いてたと思います。
顔面ぐしゃぐしゃで声を抑える事に必死。
許されるのであれば大声で泣きながら観賞したかった。
それが許される子供たちを、これほど羨ましいと思ったことはない。
最後のラブリンク(特に変わったイントロでもなく通常の放送と同じ入り方)が始まっても余韻引っ張ってギャン泣きする始末。
会場の外で息子と待ってた嫁が、俺の顔を見るなり「酷い顔しとるよ。そんなに泣けたかね」と笑ってました。
色々思うところも多かったので感想を書いていきます。
すげえざっくりスートリーを書くと↓
マナは小さい頃にマシュマロという犬を祖母と大切に飼っていたが、その犬は不幸の連鎖から事故死してしまった。
マシュマロは死後に人型となりマシューと名乗って、生ある人間全てを思い出の中に閉じ込めて二度と悲しい出来事に遭遇しないようにしようと空飛ぶクジラを使い街中をパニックに陥れる。
プリキュア達はそれを止めるべく戦うが、何度でも蘇る敵に敗北。
精霊らを残し思い出の世界へと捕らわれてしまう。
取り残された精霊達の所へ、マシューの昔なじみだというベベル(妖精)が、マシューの野望を阻止したいと話しかけてくる。
ベベルを受け入れた精霊達はプリキュアを現実へと連れ戻そうと大奮闘する。
シャルル達の呼びかけや思い出の中で生きる祖母から未来へ歩いていく勇気を貰い現実世界へ戻ってくるプリキュア達。
マナの慈愛でマシューは改心したが、マシューを扇動していた魔法のクラリネットが時空を超えてマナ達の未来をつぶしに行ってしまう。
時空を超えることは出来ないので打つ手無し・・・と思いきや会場からのライト演出で謎パワーを貰い未来へ行くことに。
未来の世界に生きるマナを壊しにきたクラリネットへ追いつき、マシューと共闘しこれを追い詰める。
激闘の末、敵の攻撃からマナを守るためにマシューが身を挺して力尽きる。最後の力をマナに与え天へ昇るマシュー。
マシューから受け取った力で、ウェディングモードになったマナ。渾身の一撃でクラリネットを撃破。
世界の人たちが思い出から解放されたのを見送った後、ベベルも天へと昇っていく。
また会えるよね?というマナに「モチのロンさ」と答えるベベル。
それは亡き祖母の口癖だった。
こんな内容です。
フレッシュプリキュアの単独映画をもうちょっと掘り下げた感じになってます。
今回のメインテーマが「過去を乗り越える勇気」なんですよね。
死して時が止まった出来事を乗り越えて生きていく。
文字で書くと簡単ですが、幼児たちにこれを理解できるのか心配でした。
綺麗な状態でありましたが遺体(犬のマシュマロ)も出てきますし。
はたしてこのテーマは伝わったのか・・・少なからずうちの娘は目元をグジグジやりながら見ていたので生き死にの流れはなんとなく分かっていたようです。
しかしこれ、親を完全に泣かせに来てますね。
子供の頃に戻って楽しかったあの日々をもう一度過ごしたい・・・。
亡くなったあの人に会いたい・・・。
その嬉しい幻は人生の経験が長いほど強く願うもの。
今回描かれた生と死というテーマは、時に大人ですら潰れてしまうこともあります。
潰れなくとも、なんとなく後ろ髪を引かれたりね。
病院に運ばれた祖母の下へ駆けつける為一心不乱に走るマナを、マシュマロは追いかけていき、不幸にも轢かれてしまいます。
犬小屋にリードは繋がっていたけど劣化していたようでそれを引きちぎってまで追いかけていった。
大好きなマナが心配だったんでしょう。
祖母の無事を確認したマナが家に戻ると、そこには警察に連れてこられた冷たい愛犬の姿があり、マナは自分のせいだと失意の底へ落ちていきます。
結果を知っていたのに、悲劇を止められなかった。
慈愛に満ちてバイタリティ溢れる彼女が、心を完全に折られ、歩みを止めてしまう展開は、普段のマナを知ってる視聴者からしてみれば衝撃でした。
この後の展開でマシューはマナと戦う際に「僕を置いて生きていくのか!!」と怒っていますが、これはマナ側から立って考えれば乗り越えるべき「罪悪感」ですよね。
自分のせいで大切な犬を亡くしてしまった事への後悔と自責の念。
これを受け入れて前に進むためマナはマシューに噛みつかれ出血を伴う重症を負います。
プリキュア初の流血描写で物議を醸していますが、やはりここは二人の心情を的確に表現したいい演出だと思いました。
牙を剥いて非難をしてくる消せない過ちと、過ちをあるがまま受け入れる強さ。
過去から逃げないその心、その勇気。
立派です。号泣しました。
また、完膚なきまで心を折られたマナを救ったのは、マシュマロと同じく思い出の中で生きる祖母。
この流れも非常に心を揺さぶられました。
未来へ進むとまた悲しい出来事に遭遇してしまう。
でも未来へ進んで大切な人たちを助けないといけない。
葛藤するマナに、祖母が未来へ進む大切さを語り、マナが未来へと進む決心をするシーン。
おばあちゃんから見たら、小学生の娘がいきなりよくわからんこと言い出した訳で。
おばあちゃんはいきなり変な事を言う小学生マナを信じて、よく語りかけてあげられたと思うんですよ。
マナから見たら、本当は答えが出てるけれど折角会えた祖母と離れなければならない切なさがあって、今正に目の前にいる人と決別して前に進む勇気が足りて無くて…。
ここ、だめだね。もう顔面崩壊が酷かった。スクリーンが歪んで歪んで。
今思い出しても涙が止まらない。
見た人はだいたいアレ思い出したんじゃないかな。
ドラえもんの、のび太がおばあちゃんに会いに行く話。
あの時のおばあちゃんと愛情を感じたた。
孫の言う事を疑うもんか、と。
つい、自分の幼少期を思い出します。
二人いる祖母はどちらも大きな愛で包み込んでくれていました。
掛け値無し、無条件の愛ですよ。
それを強烈に思い出すシーンでした。
このマナの挫折を観てから、一気にキュアハートが好きになりました。
超人的なメンタルと強さで無双していた彼女の、人間らしい部分に触れられた気がして。
この映画でドキドキプリキュアの評価が大きく上がりましたよ。
兎に角心を揺さぶられたのがこの2つのシーンだったんですが、他にも見所は沢山あります。
ロ六花の可愛さとか、幼女ありすのアダルトチルドレン描写とか、ダヴィさんの有能っぷりだとか。
もー無茶苦茶濃い映画です。
詰め込み過ぎてテンポ速いんですが、それもあってか怒涛の展開になってます。
人生の一本になりました。
本当に、大好きな映画です。
円盤発売前に観た証拠に残しますw
今回も例の如くネタバレ全開でいきますので、これから観る予定のある方は注意。
それでは以下空白。
単独プリキュア映画で1番泣いた。
なんかプリキュアの映画観るたびに泣いた泣いた書いてますが、今回のは桁が違った。
後半20分は大体泣いてたと思います。
顔面ぐしゃぐしゃで声を抑える事に必死。
許されるのであれば大声で泣きながら観賞したかった。
それが許される子供たちを、これほど羨ましいと思ったことはない。
最後のラブリンク(特に変わったイントロでもなく通常の放送と同じ入り方)が始まっても余韻引っ張ってギャン泣きする始末。
会場の外で息子と待ってた嫁が、俺の顔を見るなり「酷い顔しとるよ。そんなに泣けたかね」と笑ってました。
色々思うところも多かったので感想を書いていきます。
すげえざっくりスートリーを書くと↓
マナは小さい頃にマシュマロという犬を祖母と大切に飼っていたが、その犬は不幸の連鎖から事故死してしまった。
マシュマロは死後に人型となりマシューと名乗って、生ある人間全てを思い出の中に閉じ込めて二度と悲しい出来事に遭遇しないようにしようと空飛ぶクジラを使い街中をパニックに陥れる。
プリキュア達はそれを止めるべく戦うが、何度でも蘇る敵に敗北。
精霊らを残し思い出の世界へと捕らわれてしまう。
取り残された精霊達の所へ、マシューの昔なじみだというベベル(妖精)が、マシューの野望を阻止したいと話しかけてくる。
ベベルを受け入れた精霊達はプリキュアを現実へと連れ戻そうと大奮闘する。
シャルル達の呼びかけや思い出の中で生きる祖母から未来へ歩いていく勇気を貰い現実世界へ戻ってくるプリキュア達。
マナの慈愛でマシューは改心したが、マシューを扇動していた魔法のクラリネットが時空を超えてマナ達の未来をつぶしに行ってしまう。
時空を超えることは出来ないので打つ手無し・・・と思いきや会場からのライト演出で謎パワーを貰い未来へ行くことに。
未来の世界に生きるマナを壊しにきたクラリネットへ追いつき、マシューと共闘しこれを追い詰める。
激闘の末、敵の攻撃からマナを守るためにマシューが身を挺して力尽きる。最後の力をマナに与え天へ昇るマシュー。
マシューから受け取った力で、ウェディングモードになったマナ。渾身の一撃でクラリネットを撃破。
世界の人たちが思い出から解放されたのを見送った後、ベベルも天へと昇っていく。
また会えるよね?というマナに「モチのロンさ」と答えるベベル。
それは亡き祖母の口癖だった。
こんな内容です。
フレッシュプリキュアの単独映画をもうちょっと掘り下げた感じになってます。
今回のメインテーマが「過去を乗り越える勇気」なんですよね。
死して時が止まった出来事を乗り越えて生きていく。
文字で書くと簡単ですが、幼児たちにこれを理解できるのか心配でした。
綺麗な状態でありましたが遺体(犬のマシュマロ)も出てきますし。
はたしてこのテーマは伝わったのか・・・少なからずうちの娘は目元をグジグジやりながら見ていたので生き死にの流れはなんとなく分かっていたようです。
しかしこれ、親を完全に泣かせに来てますね。
子供の頃に戻って楽しかったあの日々をもう一度過ごしたい・・・。
亡くなったあの人に会いたい・・・。
その嬉しい幻は人生の経験が長いほど強く願うもの。
今回描かれた生と死というテーマは、時に大人ですら潰れてしまうこともあります。
潰れなくとも、なんとなく後ろ髪を引かれたりね。
病院に運ばれた祖母の下へ駆けつける為一心不乱に走るマナを、マシュマロは追いかけていき、不幸にも轢かれてしまいます。
犬小屋にリードは繋がっていたけど劣化していたようでそれを引きちぎってまで追いかけていった。
大好きなマナが心配だったんでしょう。
祖母の無事を確認したマナが家に戻ると、そこには警察に連れてこられた冷たい愛犬の姿があり、マナは自分のせいだと失意の底へ落ちていきます。
結果を知っていたのに、悲劇を止められなかった。
慈愛に満ちてバイタリティ溢れる彼女が、心を完全に折られ、歩みを止めてしまう展開は、普段のマナを知ってる視聴者からしてみれば衝撃でした。
この後の展開でマシューはマナと戦う際に「僕を置いて生きていくのか!!」と怒っていますが、これはマナ側から立って考えれば乗り越えるべき「罪悪感」ですよね。
自分のせいで大切な犬を亡くしてしまった事への後悔と自責の念。
これを受け入れて前に進むためマナはマシューに噛みつかれ出血を伴う重症を負います。
プリキュア初の流血描写で物議を醸していますが、やはりここは二人の心情を的確に表現したいい演出だと思いました。
牙を剥いて非難をしてくる消せない過ちと、過ちをあるがまま受け入れる強さ。
過去から逃げないその心、その勇気。
立派です。号泣しました。
また、完膚なきまで心を折られたマナを救ったのは、マシュマロと同じく思い出の中で生きる祖母。
この流れも非常に心を揺さぶられました。
未来へ進むとまた悲しい出来事に遭遇してしまう。
でも未来へ進んで大切な人たちを助けないといけない。
葛藤するマナに、祖母が未来へ進む大切さを語り、マナが未来へと進む決心をするシーン。
おばあちゃんから見たら、小学生の娘がいきなりよくわからんこと言い出した訳で。
おばあちゃんはいきなり変な事を言う小学生マナを信じて、よく語りかけてあげられたと思うんですよ。
マナから見たら、本当は答えが出てるけれど折角会えた祖母と離れなければならない切なさがあって、今正に目の前にいる人と決別して前に進む勇気が足りて無くて…。
ここ、だめだね。もう顔面崩壊が酷かった。スクリーンが歪んで歪んで。
今思い出しても涙が止まらない。
見た人はだいたいアレ思い出したんじゃないかな。
ドラえもんの、のび太がおばあちゃんに会いに行く話。
あの時のおばあちゃんと愛情を感じたた。
孫の言う事を疑うもんか、と。
つい、自分の幼少期を思い出します。
二人いる祖母はどちらも大きな愛で包み込んでくれていました。
掛け値無し、無条件の愛ですよ。
それを強烈に思い出すシーンでした。
このマナの挫折を観てから、一気にキュアハートが好きになりました。
超人的なメンタルと強さで無双していた彼女の、人間らしい部分に触れられた気がして。
この映画でドキドキプリキュアの評価が大きく上がりましたよ。
兎に角心を揺さぶられたのがこの2つのシーンだったんですが、他にも見所は沢山あります。
ロ六花の可愛さとか、幼女ありすのアダルトチルドレン描写とか、ダヴィさんの有能っぷりだとか。
もー無茶苦茶濃い映画です。
詰め込み過ぎてテンポ速いんですが、それもあってか怒涛の展開になってます。
人生の一本になりました。
本当に、大好きな映画です。
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