入手しました。

件の漫画、神の祝福があって読めたので感想を。
詳細は避けるのでぼやけた記事になる上に贔屓入るので多分楽しくない内容になります。
ごめんなさい、普段来てる方々。
ではいきます！



念願かなって大好きな作家のエロ漫画を入手した訳ですが、なんだか素直に喜べませんでした。
今までの漫画の印象だとかただのミーハーだとかエロ漫画をなんだかんだで一般作より見下しているのか、よく分かりません。
ですが本屋で手にした瞬間の切なさが異常でした。
さて中を開いてバーっと目的のページまで飛ばすと『氏らしい』表紙があり何故だか安心しました。
気を引き締め読み進め…終わりました。
あっという間で読んでしまって焦りましたw

内容をかいつまむと⇩
事故で男(Ａ)の絵と超怖い先輩の絵をダメにしてしまった女の子がＡに罪を被ってもらう代わりにヌードモデルを引き受ける…というスタンダードなもの。

スタンダード故に料理の仕方でいくらでも味が変わります。
な、の、で、何度も何度も読み返してクモコなりに行間を読むならぬコマ間を読んでみました。
端折られてる設定や時間、言葉を探して読む読む読む。
いやぁエロ漫画をこんなに真剣に読んだ事ありませんでしたw
女の子は終始Ａに振り回されていてあまりキャラが掘り下げられていないので、途中に入る心理描写くらいしかこちらが自由にキャラを広げられない。
でも人間が分かりやすいＡを主軸に置くと感情移入がスムーズに出来てラストの衝撃を共有できる。
やられた、主役をＡに据えるのか。
エロ漫画のオチってあってないようなモノなんだけど、読めば読むほどこのラスト1ページが深い。
Ａのセリフ、二回繰り返すのがリアルで鳥肌。
これよ。こういうセリフ回しが氏の素晴らしい作風だ。
あ、氏が決めたセリフじゃなかったら死ぬほど恰好悪いねwwww
繰り返すけどこのラストはＡ視点で逆読みしていくとそんなに無理矢理でもない。
ただ、少し伏線が欲しかったのは事実。
設定を染み込ませた雰囲気エロスに近いエロ漫画だなぁ、という結論です。
なんかもう性描写ありの一般漫画のような感覚でいます。

いちファンとしては、やっぱり氏にはガチガチのバトル漫画描いて欲しいですね。