夢の実現に向けて日々奮闘中です。
一つ一つ課題を克服するプロセスを記録するためにブログを始めました。
自宅を店舗に改装するにあたり、初期費用を抑えたいので自分でできることはなるべく自分でやることにしました。
今日は漆塗りをしました。
使っていなかった総桐の座卓を引っ張り出して来て、数日前にサンドペーパーで表面を磨いておきました。(炎天下、キツイ作業でした)
二階の工房では、これまで江戸和竿を作ったり、ちょっとしたレザークラフトの作業に使っていました。最近では専ら蕎麦打ちのための部屋になっていました。
天板はこんな感じです。
こんなに広い面積に漆を塗るのは初めてなので、いつもお世話になっている上野の漆屋さんに相談して「瀬〆漆」を使うことにしました。
瀬〆漆は、中国産の生漆です。写真にあるのは一本100gで2,160円です。ちなみに国産の漆は7~8倍値段が高くなります。後ろの缶は漆を希釈するためのテレピン油です。
さて、いよいよ漆塗りです。この生漆は人によっては皮膚がかぶれるので注意が必要です。
私はこれまでに何度か痛い目に遭っているので、長袖・二重のゴム手袋、隙間にガムテープといった万全?の態勢で作業開始しました。
今回の漆塗りは刷毛で塗るといったものではなく、木地に漆を摺り込んでいくいわゆる「摺漆」の技法で行いました。
作業完了です。多少、斑がありますが、この作業を4・5回繰り返していくにつれ目立たなくなり、いい艶も出てくると思います。
こんな感じです。
この座卓は、お店の和室で使うことにしています。