1990年代パチンコ・パチスロ実戦記「バラのつぼみ」

私が学生時代に書き留めていたパチンコ・パチスロの実戦データをベースに当時を懐かしむブログにしようと思っています。

硫黄島渡島 その3

2024-02-20 14:28:56 | 硫黄島

本土の出発地である入間基地までの切符を手配し硫黄島の持って行く荷物も準備した。荷物の準備段階ではyoutubeの方や求人元担当者にもアドバイスをもらった。ただ実際に行った事がないので様子が分からず不安は拭えない、このブログもこれから硫黄島に短期アルバイトで向かう方のため多少でも予備知識になるよう書いている。出発の日までの間に地元護国神社に向かい安全を祈願する。今思うとばかばかしいが行くまでは輸送機は無事に硫黄島に着くのだろうかとか不安を持っていた。着かなかったら大ニュースだろう。護国神社では地元の兵士の関する情報を集め、地元の兵士を中心に作られた部隊の大隊名がわかった。これは素晴らしい収穫だった。

いよいよ出発の日だ、5月の連休中に地元の空港を発つ、妻と長期間離れて暮らしたことがないため非常に寂しくなる。東京到着後まずは靖国神社へ向かう、連休の為、参拝客が多く遠くから今回の無事を祈る。新宿でまず軽く1杯飲んだのち西武新宿線に乗り飯能のホテルを目指す。夕方ホテルにつくと早速仕事の説明を少々おこなわれる、今更さみしさと緊張で硫黄島渡島をやめようかと思う。そんな時思い浮かんだのが所沢の友人、会って1杯飲めばこの不安な気持ちが吹き飛ぶかな・・・と連絡すると急な連絡にも関わらず会ってくれるとの事、持つべきものは友人だ。予想通りお酒を飲んで友人と話をしているとリラックスしてきて硫黄島での生活の不安をいっとき忘れさせてくれた。仲間と飲むのは楽しくありがたい。楽しいが翌朝は早いあまり遅くならなうちにホテルに帰る。ゆっくりと寝よう。

翌日本土を発つ日、早朝5時に集合、数駅電車に乗って入間基地まで移動する。バイト参加者を見回すと年齢層は高い。後に聞いて分かったが参加者は主に定年後の人、フリーター、大学生、自営業者等だそうだ。大きなスーツケースを引っ張る中高年男性が始発電車にぞろぞろ乗り込む姿は、滑稽であると同時に謎すぎる集団であろう。乗り込むと数駅で入間基地の最寄り駅に到着する。入間基地で手続きがはじまると、受付の女性自衛官にドッグタグを渡される。当たり前だが死ぬ事も想定されているんだと一層不安になる。それと共に3週間女性を見られなくなるかもとその姿を目に焼き付ける、本土を離れる寂しさも増してくる。数時間待った後いよいよエプロンからC-2輸送機に乗る。初めて乗るC-2輸送機だが内装も見た目は特に目新しい事はなし、耳が弱い事もあり上空の与圧が不安だったが、民間機以上に快適だった。但しエンジン音はうるさくアドバイスを聞いてイヤーカフを持ってきたのは正解だった。離陸から2時間近くたって硫黄島に近づくと旋回するわけでもなくすうっとあっけなく着陸した。着陸時の事故が一番多いので不安があったがあっけなく着陸して良かった。

ついに硫黄島に到着したのだ。

写真は別日別場所で撮影


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