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経営情報(戦略情報システムpart2)

今回も経営戦略情報システムについて整理します。

【経営情報システムの変遷】
(EDPS(Electronic Data Processing System: データ処理システム)*1960年代前半)
業務の事務処理の省力化、効率化を実現するための情報システムのことです。
具体的には給与計算、請求書発行、会計処理など定例業務の手作業処理の機械化を目的としています。


(MIS(Management Information Systems:経営情報システム)*1960年代中頃)
企業経営における業務の統制管理を行います。
具体的には生産管理、物流管理など管理者レベルが必要とする情報を定型的に提供することがあげられます。
データの有効活用を重視しています。

(DSS(Decision Support System:意思決定支援システム)*1970年代後半 )
その名のとおり、対話型システムにより経営者・管理者の意思決定を支援するための情報システムです。
データ検索、加工を多様化し、必要な情報を必要な時に必要な形で提供して半構造的な問題を支援します。

(SIS(Strategic Information System:戦略的情報システム)*1980年代中頃 )
経営戦略実施の手段として利用される情報システムです。
EDPSが実行手段(戦術)、MIS、DSSが経営判断(戦略策定)を支援するのに対して、SISはそれらを統合し、競争優位の確立を目的に活用されます
経営戦略と情報技術の融合を重視しています。


【BPR(Business Process Reengineering: ビジネスプロセスリエンジニアリング)】
BPRはマイケル・ハマー(Michael Hammer)とジェームス・チャンピ(James Schampy)が提唱した考え方です。
BPRとは「コスト、品質、サービス、スピードを重視し、業務の流れ、運営体系などを抜本的に変え、最適化すること」です。
これを実践するためには、高度な情報システムが取り入れることが前提となります。
私も読んでみましたが、ハマーの著書『リエンジニアリング革命』ではIBMクレジット社を含め、何社かの成功事例を紹介いるので、時間のある方はお読みになってみてはいかがでしょうか?


次回も経営戦略情報システムについて整理します。

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