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【635冊目】資本主義の終焉と歴史の危機


kurogenkokuです。
635冊目は・・・。

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資本主義の終焉と歴史の危機
水野 和夫 著  集英社新書


ピケティの「21世紀の資本」に関連してと言いますか、ベストセラーということで購入。
アメリカ、新興国、日本、欧州という順序で、それぞれの経済の中でどれほど資本主義が矛盾しているのか指摘。すべてにおいて投資に対するリターンが見込めなくなると、地球上が現在の日本のようにゼロ金利、ゼロ成長、ゼロインフレに向かう。そんな話です。

著者のいう資本主義とは、「中心」と「周辺」から構成され、「周辺」つまりいわゆるフロンティアを広げることによって「中心」が利潤率を高め、資本の自己増殖を推進していくシステムのこと。
「周辺」の開拓余地がだんだんと無くなっているところに「資本主義の終焉と歴史の危機」を指摘しているわけです。

結果としてどうすればよいか、資本主義に代わる未来についてどうなるのかという点についは示されていません。
またもう少し裏付けとなるデータが欲しいとか、いろいろありますが為になる本です。

【目次】
はじめに――資本主義が死ぬとき
第一章 資本主義の延命策でかえって苦しむアメリカ
第二章 新興国の近代化がもたらすパラドックス
第三章 日本の未来をつくる脱成長モデル
第四章 西欧の終焉
第五章 資本主義はいかにして終わるのか

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