モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

これまでのやり方を見直す良い機会


今日はチビクロ11歳の誕生日です。
長かったような、早かったような。


どうもkurogenkokuです。


コロナの感染症対策として、うちの商工会議所でも交代で在宅ワークを行っています。
在宅に向く仕事、そうでない仕事いろいろありますがある程度は仕方ないことかと思います。生産性向上というよりはむしろ、リスク分散的意味合い(仮に職場で感染者が出た場合でも、濃厚接触者が分散されるので、営業を止めずに済む)の強い措置です。


一方、事務所での出勤者は減るので、事務所でワークする人の負荷を減らすような努力もしなければいけません。


そのひとつが確定申告の相談。
これまで事務所内に3つのブースを設け、事業者から聞き取りを行いながら、専用ソフトに入力。青色申告書と確定申告書を打ち出し、税理士のチェックを受けて提出という流れを取っていました。しかしこのやり方では、在宅ワークを増やした際、窓口が混乱するのは明らかです。そこで、担当者にどうしたらよいか、考えてもらうことにしました。


担当者が考えてきた案は以下のとおりです。

■聞き取りをしなくても専用ソフトへの入力ができるよう、入力補助用紙と作成上の留意点、必要書類を含めた案内を郵送で発送する。
■期日を決めて、事務所に届けてもらう。聞き取りは行わない。
■不明な点が生じた方のみ、電話で問い合わせする。
■税理士チェックを経て、申告する。


簡単な提案ですが、結構メリットがあるなぁと思いました。

【メリット】
①お客様と接する回数、時間が大幅に短縮されるので、感染リスクが減る。
②預かった書類を好きな時間で入力するだけなので、他の仕事との負荷分散(平準化)ができる。
③面談スケジュールの制約がなくなるので、在宅ワークをしても現場が混乱しない。
④お客様に対し、入力補助用紙などの提出期限を前倒しで案内することで、申告期限直前のバタバタがなくなる。
⑤結果として、残業する必要がない。


この案をもらった時、確定申告相談の生産性は飛躍的に上がると、直感しました。
1年試してみて、スムーズにいったら、コロナ感染対策をきっかけにこのルールに変えてしまおうかと思っています。問題ない先であれば、e-taxを進めていけばいいわけです。


リモート会議、リモート相談もそうですが、コロナのおかげでいろいろな業務を見直すきっかけになりました。
これまでのやり方を見直す良い機会だと思います。皆さんもいろいろとチャレンジしてみてください。


P.S
緊急事態宣言の延長、感染症対策という観点からすれば、昨年同様、確定申告の締切を伸ばしてよいと思います。
もちろんベストなのはe-taxの普及ですが、そこについていけてない事業者も多いので。

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