【レイアウトの前提条件】
①消費動向の把握
②商圏の把握
③ストアコンセプトとの関連
*ストアコンセプトとは、誰に(標的顧客)何を(商品、サービス)どのように(売り方、提供の仕方)を概念化したものです。
【レイアウトの基本用語】
(縦割りレイアウト)
商品を大きく分類し、外から見てどこに何があるかわかりやすくレイアウト方式です。
(横割りレイアウト)
店舗を店頭、店央、店奥とに3分類するレイアウト方式です。
(グルーピング・ゾーニング・フェイシング)
①グルーピング
顧客が商品を選択する基準に沿って商品をくくることです。
大分類、中分類、小分類の3つに分類するのが一般的です。
②ゾーニング
グルーピングされた商品のスペース配分と配置を決めることです。
客動線を長くすること、売上や利益に見合った構成比とすること、各グループ間の関連性を考慮することが大切です。
③フェイシング
グルーピングした各アイテムのフェイス数と陳列位置を決定することです。
アイテムごとの売上実績や利益率などを考慮して決定します。
【動線計画】
基本は「客動線は長く、作業動線(従業員動線・商品動線)は短く、客動線と作業動線の交差を避けること」です。
(客動線を長くする方法)
①ワンウエイコントロールの確保(行き止まりを作らない)
②店内の見通しを良くする
③通路幅をしっかり取る
④要所にマグネット(訴求商品)を配置
⑤商品の関連配置
⑥案内板の設置
(店奥への誘導方法)
①店奥を明るくする
②店内の見通しを良くする
③通路幅を広く取る
④魅力ある商品を配置する
【店内動線のパターン】
①最寄品の場合
店内の動線は比較的単純にし、碁盤の目のようにするのが一般的です。
②買回品の場合
動線は複雑にし、斜めや曲線をつくります。
【通路幅】
最寄り性が強いほど通路幅は広くとります。
またメイン通路は広めに、サブ通路は狭めになります。
【店舗レイアウトの作成手順】
①グルーピングによる割付け
ここでは売上や利益などの割合と面積割合を近づけます。
また商品群ごとの関連性にも注意します。回遊性の高い客動線となるよう計画することが大事です。
②出入口、ショーウインドーなど店頭構成を決める。
必要に応じ、店頭閑地なども盛り込んでいきます。
また取り扱う商品によって出入り口の数、位置、広さなども異なってきます。
③壁面什器の割付け
業種によって必要な壁面什器を割り付けていきます。
その際通路幅などを考慮することが大切です。
④アイランド部分の割付け
店内什器のバランスやサブ通路とのバランスをとりながら割り付けていきます。
「店内動線のパターン」を考慮して割り付けます。
⑤全体の調整
次回は商品陳列とディスプレイについて整理します。
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