kurogenkokuです。
1208冊目は・・・。
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【kindle版】
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99%の日本人がわかっていない新・国債の真実
高橋洋一 著 あさ出版
ひとことで言うなら、めちゃくちゃわかりやすい良書です。国債はもちろんのこと国の財政の仕組みを理解するには最良の書といってもよいですね。
本書の中からいくつかポイントをピックアップします。
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■日銀が得た国債の利子収入を通貨発行益と呼ぶが、これは国庫納付金として国に納付される。また利子収入をもたらす国債は日銀にとっては資産。一方、日銀が発行する通貨(日銀券)は日銀にとって負債である。
政府から日銀にへは国債の利子が支払われるが、それは納付金として戻ってくるため、財政負担につながらないという意味です。つまり政府に国債の償還義務はあるが、そのために新規国債を発行するので財政上の負担にならないとするのが著者の説明です。
■GDPの2倍などという数字に驚く前に、金利が上昇していないという点を考えれば全く問題ないのは明らか。
確かにもし国債の安全性が低いというなら、もっと金利が上昇してもおかしくないですね。
■先進国で国債を建設国債と赤字国債に区分しているのは日本だけ。
これ以前から感じていました。対して差がないのだから「国債」と呼べばいいじゃんて。
■日本政府の金融資産は天下り先への出資金、貸付金が非常に多い。また増税すると、財務省の予算権限が増えて、天下り先の確保につながる。
国の負債ばかりがクローズアップされていますが、国の保有する金融資産の中身にも目を向けてみたらいいですよね。
■国債発行を減らして政府需要を減らすより、国債を発行して雇用を生み出すほうが、よほど責任ある政策と言える。未来投資といえる教育国債は良い提案ではないか。
これも個人的に賛成。でも著者がかつて提案したが、麻生元財務大臣に却下されちゃいました(笑)
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さざ波発言で問題を起こしてしまった著者ですが、本書をはじめ、さまざまな書でおっしゃっていることは的確だと思っていてます。
【目次】
1章 まず「これ」を知らなくては始まらない
― そもそも「国債」って何だろう?
2章 世にはびこる国債のエセ知識
― その思い込みが危ない
3章 国債から見えてくる日本経済「本当の姿」
― 「バカな経済論」に惑わされないために
4章 知っているようで知らない「国債」と「税」の話
― 結局、何をどうすれば経済は上向くのか
5章 「国債」がわかれば、「投資」もわかる
― 銀行に預けるくらいなら国債を買え
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