kurogenkokuです。
先週の日経ビジネスの「小さなトップランナー」に「儲かる農家を育てる直売所」と題して、茨城県つくば市の『みずほの村市場』が紹介されていました。
埼玉県でもJAさんを中心に「直売所ビジネス」が頑張っているところですが。
面白かったのはそのビジネスモデルです。
根底には「農家が再生産できる価格設定を徹底している」ところにあります。
同じ農産物を販売している人がいた場合、次の参入者は同じ価格かそれ以上でなければ販売できずルールの中で価格競争を回避しているということ。
それでいてお客さんが途切れないのは、勝敗の分け目が「価格」ではなく「品質」にあるからとしています。
その品質を高めるためにノルマも設けており、販売基準を上回れば報奨金をもらえるし、下回れば罰金も課されます。
POS情報も1日4回、生産者の携帯メールに送るなどして経営的な視点を生産者に持たせることも徹底しています。
最後に「食えない農業」から「食える農業」に転換し、小規模ながら成果を上げている『みずほの村市場』の取組は今後の農業の方向性を示していると日経ビジネスは締めくくっています。
日本の農業が競争力を失っているとは思えない、そう考えさせられる特集でした。
最新の画像もっと見る
最近の「お仕事・私生活」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2004年
人気記事