kurogenkokuです。
日経ビジネス2011.12.26号の特集「異色企業家だけに聞いた 2012年大胆予測」が面白いです。
エコノミストがテレビや新聞で主張する予測も飽きてきたし、どうせ誰が当たったか当たらないかも覚えてないし、そもそも人により言っていることが全く違うのですから。
そういった意味でこういう特集記事が何とも新鮮に感じました。
kurogenkokuが特に面白いなぁと感じたのが「岡野工業代表社員 岡野雅行氏」の話。
岡野工業といえば「痛くない注射針」などのヒット商品の開発で有名です。皆さんご存じでしょう。
その岡野語録というべきものが以下の通り。
・今、中小製造業の間で流行っているのが苦し紛れの海外進出だろ。(中略)中小企業が、顧客も職人もいない異国で簡単に商売なんかできないって。
・「円高で日本で食えないから向こうへ工場だけ移してコストを下げましょう」なんて甘い考えは通用しないと思うな。
・2012年に限らず、製造業が勝ち続ける方法は1つしかない。競争相手が出てこない製品を作ることだよ。
・だから野田総理あたりが「あの世にカネを持っていけないんだから、余裕のある高齢者はベントレーを1台ずつ買いましょう」とでも言ってその気にさせれば、消費なんてすぐに回復するはずだよ。でも今は、逆に不安を煽っちゃってるもんなぁ。
一見すると大胆にも感じられるこの話ですが、実は冷静に見つめるべき視点が多いのではないかと個人的に思いました。
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