今日は秩父で診断士理論政策更新研修を開催します☆
どうもkurogenkokuです。
AASさんのホームページに今年の診断士2次試験の問題が公開されていたので、先ほど事例Ⅰを解いてみました。
このブログは知人以外の受験生読者は少ないと思われるので、解答骨子のみさらりと公開します。本試験であれば、解答用紙に記入する時間を20分くらいかけていると思われるので、解答骨子は60分で仕上げました。
上位を狙いに行くのではなく、「冒険しない解答」を意識したということでご理解ください。個人的には第3問が難しく感じました。
【AASさんのホームページ】
https://www.aas-clover.com/testinfo/download-2
*****以下、kurogenkoku版の解答骨子*******
第1問 与件に、「それはビジネスとして成り立たず、売上減少と費用増大という二重苦を生み出すことになってしまった」とあるのでそこを意識して書きたいところ。一方、問われているのは「最大の理由」なので表現方法には工夫が必要。
(解答骨子)
葉たばこ乾燥機の延長上でビジネスを展開したこと。
↓
①健康志向の強まりや受動喫煙の社会問題化で市場が縮小
②減価償却済かつ補修用性能部品の保有期間をすぎている部品の在庫点数が膨大
↓
売上減少と費用増大を招いた
第2問
問われているのはその背景にある企業風土だから、与件前半部分から、イノベーションの足かせになっているようなところを、営業体質と紐づけながらまとめていくだけ。
(解答骨子)
たばこ業界は参入障壁が高く、産業振興団体等からの補助金支給で安定成長
↓
営業努力をしなくても業績は伸長したため、新規事業や全社的計数管理などへの取組意欲を失わせる
↓
経営改革を阻害する企業風土
第3問
設問文に「自社製品やサービスの宣伝効果などHPに期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てた」と書いてあるので、プロモーション戦略とは異なる解答を考える。また与件に「新規事業の拡大は機器の開発・製造だけで成就するわけではなく」「営業部隊のプレゼンテーションが功を奏したことは否めない事実」とあるのでそのあたりも意識したい。
(解答骨子)
「試験乾燥」という新サービスの展開
↓
製品開発・製造にとどまらず、潜在顧客のニーズ収集や営業部隊のプレゼンテーション、販売チャネル構築など新市場開拓プロセスの確立に貢献
第4問
設問文に「古い営業体質を引きづっていたA社の営業社員が、新規事業の拡大に積極的に取り組むようになった」と書いてあるので、従来の体質の問題点を踏まえながら、改善点をまとめていくだけ。
(解答骨子)
①古き良き時代を知る古参社員がいなくなったことにより、変革への障壁が取り除かれた
②成果に連動した報酬制度が確立されるなど、社内整備が促進された
↓
経営改革を本格化させようとするA社長の意思が、営業社員に浸透し行動変容につながった。
第5問
機能別組織を変えなかったのだから、そのメリットを事例と紐づけながらまとめていく。与件には「大所高所からすべての部門に社長が目配りする体制」とのヒントもある。また与件ではしつこいくらいに同族経営に触れているので、同族経営であることの利点をここで使いたいところ。
(解答骨子)
①農作物の乾燥というコア技術をベースに市場拡大を図る戦略⇒専門性と機動性が発揮しやすい
②同族会社であるA社が大所高所からすべての部門に目配りする⇒組織の統制が図りやすい
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