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【1200冊目】新・観光立国論【実践編】世界一訪れたい日本のつくりかた


kurogenkokuです。
1200冊目は・・・

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【kindle版】
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新・観光立国論【実践編】世界一訪れたい日本のつくりかた
デービット・アトキンソン 著 東洋経済新報社


著者に対しては、いろいろ言いたいことがあるのですが、是々非々で本書を読んだ感想を書くと、これは「良書」だと思います。観光は基幹産業であることを認識しながら、海外からの上客を取込むようなソフト・ハード両面の対策が講じられていない。その指摘や具体的解決策には説得力があります。
文化財保護についての考え方にも賛成。国からの助成でなく、寺社がしっかりと拝観料を取って、それで文化財を維持していくという考え方です。IR(統合型リゾート)は横浜市長選でひっくり返されましたが、その必要性については本書を読むと、果たしてこれでよかったのかという気がしてなりません。


ところで、インバウンド対応のアドバイザーとして政府で大活躍された著者ですが、個人的にはここでとどまっていただいた方がよかったのではないかという気がしています。その後、成長戦略会議の委員に選任されましたが、著者の主張には異論も多く、結果として政府のアドバイザー的地位を失いました。
特に、著者はあらゆるところで、「日本の宝は大企業であって、中小企業を保護する必要はない。」「中小企業の経営者は画一的に「無能」だ」と発言されています。これだけはやめてくれないですかね。著者が社長を務めている(株)小西美術工芸社ですが、このホームページがほんと酷い。

【(株)小西美術工芸社】
http://www.konishi-da.jp/

周囲に対してはあれこれ厳しいことを言っていますが、肝心な自身の会社のメンテナンスってほとんどできていないのではないかと勘ぐってしまったりします。ちなみにkurogenkokuの支援先(中小企業)は、自社のホームページのみならず、自社のことが紹介されているWEBが最新の情報に更新されているか、きめ細かくメンテナンスされていますよ。
そんな経営者からすると、著者が「無能」な経営者に見えてしまうのではないかと思ったりしました(ぼそっ


【目次】
第1章 日本の「実力」はこんなものじゃない
第2章 「どの国から来てもらうか」がいちばん大切
第3章 お金を使ってもらう「魅力」のつくりかた
第4章 自然こそ、日本がもつ「最強の伸び代」
第5章 「誰に・何を・どう伝えるか」をもっと考えよう
第6章 儲けの9割は「ホテル」で決まる
第7章 観光は日本を支える「基幹産業」

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