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企業経営理論(意思決定システム part1)

今回から「意思決定システムとコンフリクト」について取り上げます。
まずは「意思決定システム」について整理します。

【アンゾフの階層論】
アンゾフは、意思決定を戦略的意思決定、管理的意思決定、業務的意思決定の3つの階層に区分しました。
これについては「経営情報システム」で触れていますがもう少し掘り下げてみたいと思います。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/257.html

(戦略的意思決定)
主にトップマネジメントが行う意思決定です。
企業合併や新分野進出など企業全体に関わる重要な問題が対象になります。
特徴として集権的であること、非反復的であること、部分的無知であること(細かいレベルの知識を要しないこと)などがあげられます。

(管理的意思決定)
主にミドルマネジメントが行う意思決定です。
トップマネジメントが設定した戦略的意思決定を受けて、資源の調達や開発、コントロールなど経営活動の執行を行います。
特徴として戦略と業務活動との調整、個人の目的と組織の目的のすり合わせなどがあります。

(業務的意思決定)
主にロワーマネジメントが行う意思決定です。
与えられた目標や業務の仕方を前提として、資源を使用した業務遂行を行います。
特徴として日常的に繰り返されること、決定する方法も決まっている(定型的)ことがあげられます。


【バーナードの意思決定】
バーナードは、意思決定を「個人的意思決定」「組織的意思決定」に分けました。

(個人的意思決定)
個人的意思決定とは「個人が目的を達成するための合理的意思決定」であり、これについてバーナードは「委譲が不可能」としています。

(組織的意思決定)
組織的意思決定とは「組織が目的を達成するための合理的意思決定」であり、これについてバーナードは「委譲が可能」であるとしています。



次回も「意思決定システム」について整理します。

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