kurogenkokuです。
先月26日(水)の日経産業新聞に支援案件が紹介されました。
一度破綻してしまった繊維関連企業の再生に関する記事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a9/eae360f40d1c5ab20d1a583fed9d7389.jpg)
倒産が決定的になったところから支援にかかわったのですが、倒産して2ヶ月で事業開始というスピード決着で再生させることが出来ました。
もう少し具体的に書きますと、倒産したY社の従業員、取引先等が共同出資し、新設会社C社を設立。金融機関の支援もあって、破産管財人を介し、工場設備を買い取ることに成功。8月から事業開始しています。
EBOの変型ではありますが、地域社会が一体となって地場産業や雇用の確保に務めた点が興味深いということで取り上げていただいた次第です。
再生に至ったポイントとして、①倒産したY社の敗因がハッキリしていたこと、②技術ノウハウを持つ従業員が事業継続に前向きだったこと、③取引先にとって無くてはならない重要な役割(工程)を担っていたこと、そのため再生後もすぐに受注獲得が可能であった④金融機関2行が再生に協力的であったこと、⑤コンサルとの役割分担が上手く行ったこと、どがあげられます。
⑤についてですが。。。
今回の再生はM&Aコンサルタントの㈱オプティアス様と連携しておこないました。
㈱オプティアス
http://www.optius.jp/index.php
Y社社長から㈱オプティアス様の紹介を受けました。
Y社について至った結論は残念ながら「倒産やむなし」でしたが、倒産後の事業展開についてお互いの考えが一致。㈱オプティアス様が再生スキーム作成、kurogenkokuが金融機関との調整という役割分担で再生支援に入りました。㈱オプティアス様の存在は本当に大きかった・・・。
「いったん自己破産した事業に融資できるのか」
日経産業新聞の中の一文です。
普通は困難でしょう。でも出来ました。
英断を下してくださった埼玉信用組合様、日本政策金融公庫熊谷支店様には心より感謝します☆
いまY社はC社に形を変え、スタートを切っています。さまざまな課題も抱えていますが、支援していただいた関係者の想いに応えていかなければなりません。
㈱オプティアス様も社外取締役として引き続きC社を支えてくださることになりました。なんとも心強いことです。kurogenkokuも定期的に足を運んで支援しています。再生で満足するのではなく、さらなる成長を目指して厳しく楽しくやっていきたいです☆