昨晩は都内である方たちと会食。とても楽しい時間を過ごすことができました。
どうもkurogenkokuです。
いま日経新聞の私の履歴書で、日本製鉄名誉会長 三村明夫さんの特集が続いています。言わずもがな三村明夫さんは日本商工会議所の前会頭で、そんなこともあり、親近感を覚えながら楽しく拝読させていただいています。
本日は、三村さんが富士製鉄(現在の日本製鉄)に入社したときのエピソードが書かれていました。三村さんは入社式で、当時の富士製鉄の社長が新入社員一人一人と握手してくださったのが強く印象に残っていたそうで、日本製鉄の社長、また日本商工会議所の会頭になってからは、新入社員と必ず握手することを心がけていたそうです。
そんな話を読みながら、kurogenkokuもあるエピソードを思い出していました。いまから6年前の2018年3月、内閣官房で行われた未来投資会議構造改革徹底推進会合でkurogenkokuがプレゼンしたときのことです。
■未来投資会議構造改革徹底推進会合
https://x.gd/uQ9s1
実は本会議の座長が日本商工会議所の三村会頭でした。三村会頭とお会いしたのはこの時が初めてで、会議開催前にご挨拶をさせていただきました。すると三村会頭が私にこんな声をかけてきたのです。
「あなたが黒澤君か。今日は商工会議所の立場とかあまり意識せず、あなたが思ったこと、考えていることを遠慮なく言いなさい。」
こんな重要な会議において、三村会頭から「立場を考えず、自分の意見を言うこと」を指南されたのは意外でした。でもその一言で、緊張感がとれたのは言うまでもありません。
そして会議終了後、三村会頭がkurogenkokuのところに寄ってきて。
「どうだ、黒澤君。言いたいことが遠慮せずに言えたか。思ったことの半分くらいしか言えなかったんじゃないか(笑)?」
「いいえ、おかげさまで、私が考えていることの8割くらいはお話しできたと思います。」
「そうか。それは素晴らしい。これからも自分で思ったことを堂々と発言すればいいんだよ。」
私の肩をポンと叩いて、にっこり笑みを浮かべながら、会場を後にされた姿がいまでも強く印象として残っています。
なんとなくですが、本日の日経新聞の話が、三村さんのすべての根底にあるんじゃないかと感じました。人を勇気づける言動、姿勢。三村さんから学ぶところが多いなと妙に納得してしまいました。