ドイツ在住の村上敦・池田憲昭・滝川馨各氏からのニュースレターを転記しています。
エネルギーヴェンデの進行する現地からのホットメールを多くの方に読んでもらいたく発信者の同意をいただき掲載しました。 滝川 「takigawa08.pdf」をダウンロード
村上「murakami08.pdf」をダウンロード 池田「ikeda08.pdf」をダウンロード
出版、現地ツアーお知らせ「oshirase.pdf」をダウンロード
ドイツ在住の村上敦・池田憲昭・滝川馨各氏からのニュースレターを転記しています。
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「エコ住宅・エコ建築」をタイトルに東大潤教授前先生の講演会を開催いたします。
2020年省エネ基準義務化にむけて良質な住宅づくりのためのヒントをできるだけ沢山のかたにつかんでいただければとの思いで企画いたしました。
昨年から地域材活用の一環で木質断熱材製造の調査研究事業にとりくんでいます。この事業は奈良県工業振興課からの委託事業で「Living Science」に関する研究開発先導調査事業です。
「DSC00122.JPG」をダウンロード 添付の画像は十津川杉100%のチップ材をつめた袋。1m3およそ210kg。これを原料として住宅の断熱材に加工します。性能試験をおこなったうえ今秋にも試作品として実際に建物に使用する予定です。
この時期は年度移行期で行政との会議・打合せは小康。その空いた日程のなか自己研鑽や次につながる情報取得のためにあちらこちらと飛び回っています。ただ、昨年度の報告業務や総会にむけての資料づくりに時間が費やされなかなか、思うところに行けずにフラストレーションも増加しています。添付のPDFは三年前に南都銀行の月報紙に寄稿した木品協の案内文です。地域材活用と省エネ住宅の推進サポートが協議会の基本活動と記しています。今後もこの基本姿勢を貫き地域貢献にいささかなりとも寄与していきたいと、年度初頭にあらためてブログにアップしました。「kikou.pdf」をダウンロード
一昨年から地域産材の普及と省エネ住宅の推進をテーマに活動・検討を続けてきた、大和ヒノキの家が本格稼働しました。構成メンバーは、奈良市東部の丘陵地の生産林を範疇とする都祁森林組合、認証材製材認定施設の高田木材協同組合、株式会社北野木材、協力参加の奈良県農林部北部普及事務所、NPO法人木造住宅品質確保普及促進協議会、東部農林普及事務所管轄の宇陀市森林組合、御杖村森林組合です。年内着工予定のモニターを募集し、プロトタイプの建物を建築し、その仕様をブラッシュアップして来年春の正式モデル発表を目指しています。「926Nittkan.pdf」をダウンロード
九月の台風12号による大災害から二ヶ月を過ぎました。幹線道路完全復旧、温泉回復等、普段の十津川の姿を取り戻しつつあります。そんななか、イオンモール橿原に建設中の十津川モデルハウスも土壁塗りの工程に入り、来月の木製枠サッシ取り付けにむけて進捗しています。
木製枠サッシを積んだ20フィートコンテナは今月末、大阪港入港予定です。
今週火曜日に大阪税関を通過、埼玉秩父に到着した木製枠サッシの取り付けに、木曜から立ち会ってきました。ラミナ-として輸出した十津川産杉枠が、美しいの一言のプロポーションと高性能品質を備えたサッシになって国内にあることに感激。森さんの指示に従いまず、小窓の取り付け。要領を飲み込むと、次にとりかかったのが高さ2200南面大開口、重さ200㎏超。しかし、匠はたちまち、この大物も取り付け完了。木をあつかう生業の匠にとって、サッシという部材であっても、木製枠を扱うになんの躊躇もなく戸惑いもなく、仕事をてきぱきとこなしてしまう。これにも感動!。十津川で製材され奈良県内で集成され、ドイツでサッシに加工。秩父でこれから永く、人の生活を見守る。 それにしても大開口に収まった大物サッシは、耐力壁に相当するのではないかと冗談を口にするほどの頑丈な姿。
十津川村の林業振興アドバイザーとして月に二回から三回程度、村に足を運んでいます。国道168号線利用のアクセスです。会議の内容や資料のことをアレコレ思案しながらの運転。景色を眺めながらの〝ドライブ〟とはいきません。それでも、フトしたときに周囲を眺めると、それはそれは素晴らしい景色を目にすることができます。村で生活されている人々にとっては極、普通に、そこにある景色。日常の生活シーンに視界に入る普通の風景。他所から訪れた者には極上の景色でも、普段からそここにあると珍しくもなく、素晴らしいとも思えないという贅沢。滝や吊り橋が多数にあり、珍しい感覚で眺められていない景色が十津川村にはあります。そのような景色や温泉や緑の空気といったものが〝十津川〟の一言でみんなに連想される時期が一日でも早く来ることを願いながら林業振興のための活動をつづけています。添付の画像は「小森の滝」という名の滝です。役場近接の道の駅の、喫茶コーナー・二階の食事処から眺めることができます。是非いちどお立ち寄りを。郷の家ネットワークを構成するメンバー工務店さんは、このネットワークに参加するまえに勉強会を開催されていました。その時の会議名称は 木守の会。なにかしらの縁を感じます。
11日から7日間の欧州視察を終えてきました。パッシブハウス視察・薪ストーブ会社訪問等、今春の視察についで二度目のツアーでしたが、パッシブハウス研究所のファイスト博士の講義やオーストリアの森林組合職員の講演等濃密な時間をもつ事ができました。特に木製枠サッシ会社への訪問・薪ストーブ会社への訪問はそれぞれの製作工程、製作姿勢をしる上で非常に貴重な視察となりました。日本の省エネ住宅が設備に頼りすぎている現状を嘆いているだけでなく建物性能向上に貢献できるよう、どうNPO活動をすすめていくのか、課題も持ち帰ったツアーとなりました。昨日は、三重県で気密測定。1年前にはC値1を切るのが大変だった工務店さんが、あたりまえに0.9をしたまわるようになりました。一件一件のこうした努力の積み重ねが日本の住宅の有り様に変化をあたえてくれるよう願って、活動をつづけることが社会貢献になると自らにいいきかせています。