住宅の省エネ化を担保する要素として気密工事があげられます。その施工程度を計測するのが気密測定です。木品協は10年前から気密測定を事業としてきました。その頃、地域の工務店さんのC値は2㎠/㎡から2.5で良いほうでした。現場は気密工事の意識なしで施工されていたものです。気密や性能規定を説明する木品協をヒステリーだと敬遠されたこともあります。Q値からU値、アルミサッシから樹脂サッシ、一次エネルギー基準評価、等々住宅基準は品質・性能を数値としてとらえる時代に。
さて、気密測定です。気密工事に不慣れな現場での漏気は、土台やユニットバス廻り、分電盤、サッシ枠全般・・・・。近頃の現場では現場施工箇所からの漏気は断然に軽減され、部材の弱点からの漏気が目立ちます。これは一例。サッシのロック部材から噴出するスモークです。この現場のC値は0.77。