先日、奈良盆地最南端部、古代葛城族の繁栄地で発掘された弥生時代の森跡を見学してきました。桑、椿、栗、楓、オニグルミ、榎木等広葉樹の二次林遺跡で、中には人の手によって切り倒されたとみえるものや、加工された木材、切り株などもその位置で確認することができる遺跡に感動しました。また、一本の木の廻りをぐるぐるととりまくように残る人の足跡や、森の中の小動物の足跡などがみることができ、生き生きとした森と自然の様子が想像できるすばらしい遺跡でした。近くには古事記・日本書紀に記載のある室の大墓や何年か前に発掘され話題になった條ウルガミ遺跡、等があり古代への思いがひろがる見学になりました。この森の北側には水路の跡がありそれにつづいて畦で仕切られた水田跡が広がっています。この水路跡にはいまでも地下水脈からのわき水が流れつづけていました。遠く2600年前からの森と人との関わりに想像をひろげることの出来る貴重な遺跡でした。
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