Oleの記事を読んでも初めは今一つ理由がわかりませんでした。お母さんがワールドカップ後二度入院していて、お母さんのほうが代表よりも大事だから、とロマンの言葉が出ていたけれど、でも別にアルゼンチンで看病するわけでもないでしょうになぜ?って。ヤッフーに載っていたEFE通信のニュースはこんな風に伝えています。
リケルメが替えられてから同点に追いつかれたと思ったけど。
Oleの最新の記事では、ワールドカップ敗退直後ではなく、バシーレに監督が替わってキャプテンを任された新チームでの初戦の後にこの発表というのは非常に稀なこととしています。またロマンの「彼らはひどい批判をするので彼女は二度も入院しなければならなかった、僕は理解するけれど、彼女はできない。」という言葉も。
うーん・・・。確かにサッカー選手って評価が誰の目にも明らかになってしまって、家族や友人に何も隠せないのは本当に大変だろうなあといつも思っていますが。そして、ロマンのパフォーマンスに多分アルゼンチン国民の半分くらいは批判的だったでしょうが、これだけチャンスをもらっていたんだから、文句は言えませんよね。ワールドカップで全試合に先発出場して、批判があったのならそれは誰のせいでもなく自分の責任。お母さんを安心させたいのなら、文句のつけようもない活躍をするのが一番だし、それだけの才能があるはずなのに。お母さんだって息子がそんな理由で代表引退することを望んでいるのかな。(この決定は話していないそうです。)
Nacion Lineにはロマンの話した言葉が詳しく載っていますね。アルゼンチン時間の午後8時過ぎ、真夜中を過ぎていたスペインのビジャレアルからのテレビ(ラジオ?)中継だったそう。確かにただのファンである私でさえアイマールへの中傷を読みたくなくて日本語ネット情報断ちなんて極端なことをするくらいだから、リケルメのお母さんの心痛は想像を超えるものだったでしょうね・・・。難しい決断だったことはわかります。(本人は簡単な決断だったと言っているけれど。)
本当にリケルメが代表を引退してしまったら、アイマールにもチャンスはあるかもしれませんが、バシーレ監督は自分のお気に入り選手がいるようですし、最初の構想にも入っていないようですし、あまり見通しが明るいとは思えない・・・。
よく考えると、ペケルマンも代表の重責をリケルメだけに押しつけず、もう少しアイマールやサネッティなど代表の中心になれる選手を上手く使って責任を分担していれば、こんなことにならなかったかもしれませんね。そういう意味ではロマンもペケの被害者なのかも。ただ自分の力を試すチャンスを与えられた人とチャンスさえ与えられなかった人とでは、前者のほうがずっと幸せだと思う。リケルメはその幸せに満足したのでしょうか。
リケルメはアルゼンチン代表と彼のフラストレーションにさよならを言う。
もっと良い運命を約束していたはずなのに、結局は彼にとって大きなフラストレーションとなってしまったアルゼンチン代表は、今日からはロマン・リケルメのキャリアの中で思い出となる。彼は代表ではもうプレイしないと発表したのだ。その理由は、アルゼンチン代表のユニフォームを着てのパフォーマンスが母国で激しい批判にさらされ、それが彼の母親の健康に影響し、二度にわたって入院することになったから。「僕がこうするのは母のため。」とリケルメは明言した。創造的なアルゼンチン人選手で、才能にあふれ、気まぐれで、魔法のような瞬間を演出して勝利を導くとともに、チームとすべてのファンが彼を頼っているその瞬間に消えてしまうこともできるこのビジャレアルの選手は、決意の固さで世界を驚かせた。
母国の何千というファンは今夜、彼の決断に悲しみを表して、ロマンが最高のアルゼンチン人選手であるという確信を表明した。
(中略:ボカでの活躍など)しかし、パサレラは彼をフランス98には連れていかず、またビエルサも日韓2002に彼を連れていかなかった。リケルメを代表の中心に据えたのはユース代表を指揮し、2004年から代表監督となったホセ・ペケルマンだった。
ドイツ2006での彼の初戦コートジボワール戦(2-1)は期待の持てるもので、チームに勝利をもたらす二つのスルーパスを披露した。数日後世界を魅了した6-0の快勝セルビア・モンテネグロ戦では、彼はゴールにつながるプレーには参加しなかった。オランダとの無得点の引き分け試合は単調なもの、メキシコ戦ではマクシ・ロドリゲスのミドルシュートで勝利、人々はリケルメの最高の試合はドイツ戦となるに違いないと信じた。ところがそうはならなかった。アルゼンチンはボールを失って引き分けに持ち込まれ、ペケルマンはエステバン・カンビアッソをリケルメに替えて出場させた。試合はPK戦へ。
リケルメが替えられてから同点に追いつかれたと思ったけど。
Oleの最新の記事では、ワールドカップ敗退直後ではなく、バシーレに監督が替わってキャプテンを任された新チームでの初戦の後にこの発表というのは非常に稀なこととしています。またロマンの「彼らはひどい批判をするので彼女は二度も入院しなければならなかった、僕は理解するけれど、彼女はできない。」という言葉も。
うーん・・・。確かにサッカー選手って評価が誰の目にも明らかになってしまって、家族や友人に何も隠せないのは本当に大変だろうなあといつも思っていますが。そして、ロマンのパフォーマンスに多分アルゼンチン国民の半分くらいは批判的だったでしょうが、これだけチャンスをもらっていたんだから、文句は言えませんよね。ワールドカップで全試合に先発出場して、批判があったのならそれは誰のせいでもなく自分の責任。お母さんを安心させたいのなら、文句のつけようもない活躍をするのが一番だし、それだけの才能があるはずなのに。お母さんだって息子がそんな理由で代表引退することを望んでいるのかな。(この決定は話していないそうです。)
Nacion Lineにはロマンの話した言葉が詳しく載っていますね。アルゼンチン時間の午後8時過ぎ、真夜中を過ぎていたスペインのビジャレアルからのテレビ(ラジオ?)中継だったそう。確かにただのファンである私でさえアイマールへの中傷を読みたくなくて日本語ネット情報断ちなんて極端なことをするくらいだから、リケルメのお母さんの心痛は想像を超えるものだったでしょうね・・・。難しい決断だったことはわかります。(本人は簡単な決断だったと言っているけれど。)
本当にリケルメが代表を引退してしまったら、アイマールにもチャンスはあるかもしれませんが、バシーレ監督は自分のお気に入り選手がいるようですし、最初の構想にも入っていないようですし、あまり見通しが明るいとは思えない・・・。
よく考えると、ペケルマンも代表の重責をリケルメだけに押しつけず、もう少しアイマールやサネッティなど代表の中心になれる選手を上手く使って責任を分担していれば、こんなことにならなかったかもしれませんね。そういう意味ではロマンもペケの被害者なのかも。ただ自分の力を試すチャンスを与えられた人とチャンスさえ与えられなかった人とでは、前者のほうがずっと幸せだと思う。リケルメはその幸せに満足したのでしょうか。