なぜ、イスラエルとヨーロッパ、USの指導者はガザでより多くを殺すほど、より自らの価値を下げて国際的孤立を深めていることを理解しないのだろう。即時停戦、虐殺を終わらせろ。
イスラエル人は「ではガザからのロケットなどのの攻撃を受け入れろというのか」と反論するが、イスラエルは1948年以前に戻るのが嫌なのであれば、オスロ合意を受け入れるべきだろう。どちらがイスラエル人にとって受け入れやすい選択なのか。
イスラエル人からは「アラブはイスラエルと戦争をするたびに領土を失って来た」という反論があった。おそらくこれがイスラエル人の過半数を占める人々の意識なのだろう。
1948年のイスラエル建国はアメリカとソ連とヨーロッパの帝国主義諸国のアラブへの植民地主義的侵略であった。そしてその後にイスラエルが戦争によって領土拡大したことはアメリカとヨーロッパ帝国主義諸国の支援を得て初めて可能だった。その過程ではナクバを始まりとしてパレスチナ人民への虐殺と追放が繰り返された。イスラエルは「ホロコーストの犠牲者たち」ということを隠れ蓑にしてこれらの侵略戦争を正当化してきた。しかし今日のガザでの虐殺を批判して、ホロコーストの犠牲者たち自身が「ホロコーストを虐殺の口実にするな」という声を上げ始めており、イスラエルは虐殺に対してホロコーストの犠牲者たちを隠れ蓑に利用することができなくなっている。こんにちイスラエルはむき出しの暴力、西欧の植民地主義的侵略の先兵としての自らの正体を隠すものが無くなっている。こんにちのガザの虐殺はUSとヨーロッパの提供する兵器で軍事国家イスラエルが植民地主義的な侵略を行なっているという、古典的な帝国主義侵略戦争そのものであって、それ以外ではない。虐殺は単なる虐殺であってそれを正当化するいかなる隠れ蓑もないのだ。国際社会は不正義の虐殺を支持するのか否かということだけが問われている。そして、インターナショナルの人民の回答は虐殺を許さないということだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます