写真は、子どもたち制作の〈トロル〉
ぐりぐり目玉は皿のよう。
突き出た鼻は火かき棒のようでした。
市立K小学校の放課後子ども教室「英語で遊ぼう!」を運営して2学期・3学期。
2学期は7回、3学期が5回、計12回となりました。
ここの放課後子ども教室は
「体験と文化交流の場」&「学びの場」。
算数と英語が、水曜日の「学びの場」というわけだけれど、
プリント学習の算数と違って、私が監修する英語は、どちらかというと体験と文化交流の方に属するような気がする。
そうあってほしいとの思いと、ちゃんと学んでほしいという他のスタッフさんの思いとが
足して2で割られたような内容になったように思います。
英語を使って沢山遊んでほしいな。との願いから、
ゲームを中心に、50人近くの全体ゲーム、グループに分かれてコミュニケーションゲーム。
活動の柱には物語絵本『三びきのやぎのがらがらどん』を置き、
お話のことばから力を得ようという目標で、ゲームで使うことばもお話の中からピックアップしました。
低学年は先に算数のプリント学習をやってから英語を受けに体育館に来るので
来る途端から解放感いっぱいになって、体育館を駆け回る。
それを見て高学年も安心してリラックスする。
ゲームしながら子どもたちはすぐにキーワードを覚えて、書きたくなる子も現れ、
時間の終わりには「ふりかえりカード」に
進んで英語を書いている子、多数。
スタッフが書いた字をまねたり、カタカナで一生懸命かいたり。
3学期にはグループ活動は、希望をとって物語中の役柄に分けました。
高学年は役になるより、ナレーターが良いんじゃないかとスタッフの意見でした。
でも希望を取ると、低学年も沢山、ナレーターに入ってきました。
始めは多くの子が興味をもっていたトロルは、役としてはやっつけられてしまうからかな?
希望者が少なくて、でも、この劇にはトロルの存在が重要なんだよ!と訴えてみたら
ナレーターから数名、トロルに入ってくれました♪
各グループでことばに向き合って、読む練習になってくると、
難しかったんだろうなあ。低学年にはねえ。楽しめていない子も、いましたねえ。
ナレーターチームは、ときにふざけながらも、しっかり本を読んでくれましたよ。
私と一緒に英語を読んでくれた5年生の男の子。「意外と読めた」と満足そう。
本を見なくても、覚えてしまってピッタリ語れる1年生の男の子は声も通って上手。
4、5年生男子たちはさすが、声を合わせて劇を引っ張り、低学年の女の子たちもしっかり読みました。「難しいかとおもったけど、できた」とニコニコしていました。
ヤギさん達も、トロルに向き合い英語のセリフに一生懸命。日本語も言うのだけど、どうやら英語のほうに気持ちが入っているかも。
やっぱりトロルチームの工作が凄い。
これを作ってお話を表現した気持ちと、トロルのセリフは、忘れないと思うよ。
どう?トロル生きてるでしょう?