『村じゅうみんなで』
ヒラリー・ロダム・クリントン 文
マーラ・フレイジー 絵
落合恵子 訳
徳間書店
七色の虹の本棚のひとつを取り寄せて
赤い背表紙はぱっとみただけだったのですが
大きめのこの絵本を取り出して膝に乗せたら。
ヒラリーさんが著者。
あのヒラリー・クリントンさんですよ。
表紙は
丘の公園に人々がつどっている景色。
ひらくと
見返しはアメリカの国旗!
よく見ると赤いストライプの一列ごとに
町が描き込まれている。
なんと、国造りのお話なのね。
「子どもを育てるには、村じゅうみんなの力が必要だ」
とは、アフリカの古いことわざ。
それを信念に
こどもにとってより良い社会を作るために
みんなで協力しあおう、
というヒラリーさんの提言が
公園づくりのエピソードとして描き出されています。
よその国のことじゃないわね。
私たちみんなのことですね。
当たり前の親切、思いやり、
ときには遊ぶ。急がない。
子どもたちの幸せのために
力を注ぎあう
何ができるかを考える
村じゅうみんなで!
わたしはその一人。
皆さんもご一緒に!
初春に公園では水仙が咲いているでしょう。
そんな頃のこどもたちの喜びの詩
Daffy-down-dilly is new come to town,
With a yellow petticoat, and a green gown.
水仙のスー嬢さん 町へきなさった
黄色いスカート 緑のガウン
(訳: akkochan)