絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

⭐️輝いている!小学生⭐️

2016年10月19日 | 英語教室
『わらじをひろったキツネ』というロシア昔話。英語と日本語で劇にして、クリスマスの頃に発表会です。

ことばを耳から入れるため、毎日の聴き込みがだいじです。



すごろく式の聞き込み表を、子どもが作って、聞いたらマークをしていきます。小学生たち、進んでいました。制作者のHくんはダントツ1番です。

クラスに来るなり彼は、"so that you would not get caught…"と"so that you would get caught…"の所だけ練習した!あとはなんもやってない。と意気揚々。これは楽しみだな!

よく聞いてきているから、クラスが進みます〜

tutorは
「ライブラリーをきいて、これまでやってきた『わらじをひろったきつね』のことで気がついたこと、みんなで考えたいこと、何かない?」
と、聞くだけでOK。

劇をして身体でお話の中に入り、その感じを持ってライブラリーを聴く。繰り返していくと物語は更に生き生きします。

ひとりが言いました。
・キツネが歌うところで、1回目と2回目でやることを変えたほうがいい。
…もっとちがう、この子らしい言葉だったのですが。

じゃあ、何が出てくるかな?何をしたらいいかな?みんなでイメージを合わせます。

*1回目は木や草花のイメージ、2回目は橋があって、川がながれていて、お魚とかもいるイメージ

また別の意見。
・犬になるところが難しい。クマみたいになっちゃう。犬はクマじゃない。あたしは犬じゃない。わからない。

よくぞ言ってくれました!この部分、彼女は悩んでいるはずでしたから。
去年『きょうはみんなでクマがりだ』でクマ役をした子が、今度はイヌ役…


みんなでこのお話の犬のイメージを話し合います。

*大きくて怖い犬で、家の中では飼われてなくて、外で檻に入れられて、首輪と鎖で繋がれている。
*でも、お百姓とむすめには慣れていておとなしくて、いい犬。
*むすめが外へ行って、犬を中に連れてくる。
*袋にエサをいれて犬が入るようにする。

犬が袋にはいる場面では、むすめが連れて来てということに変わりました。

また別の意見。
・犬がキツネをおいかけるところは、一人ずつはけて、無言になる。
…両方が舞台に入り乱れているんでなくて、どちらかがいなくなる、ってことでしょうね。

実際に犬をどうやるかをYちゃんは困っているから、相談しよう。
ということで、こうしたら?これはどう?とやってみせあう。

*おいかける犬は動作が大きくて、四つ足が前と後ろに伸びているイメージ、でもできない。
*手足をゆっくり大きく動かす。

…Yちゃんの犬は去年のクマに見えてしまう・・・どこがちがうのかな?

*俺が犬?いやいや、Yちゃん頑張れ。

上手な子にやってもらって、Yちゃんが真似。
してみるとYちゃんは脚がちがうんだな。

*たしかにYちゃん脚がピンと伸びてる。

絵本の犬はそうなんだけどね。でも人がやると怖い感じがしなくなるね。

…ということで、上手な男子の犬駆けを、Yちゃんが練習。そうしたら段々よくなってきた。

***

素晴らしかったですねえ。小学生だけで、難しいところの結論を出せています。

この話し合いに時間をかけた後、通して1回の劇を動きました。

今日くるなり "so that you would not get caught…"と"so that you would get caught…"の所だけ練習した!と言っていたとおり! 完璧!上手!素晴らしい!

まだまだ、検討するところは多々ありますが、子どもたちに振りながら深めていきたいと思います。個人のセリフチェックも必要なんですが、グループで大事なのは今日のような活動。セリフは家でできるだけ頑張ってきてほしいです。

さてさて、中学生は、どうしましょうかねえ?
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