らむねのサークル生活

大学でのサークル活動日記的ななにか

トリプルアイズ杯観戦記

2024-09-24 | 将棋部

お久しぶりです!

適当に大学生しているらむねです!

 

つい先週、大学将棋の全国大会である

トリプルアイズ杯

が行われました。

 

今回はその観戦記、もとい面白いな~と思った駒組みを

完全主観でまとめてみようと思います。

 

*局面図はイメージです

 


1.バランス型丸山ワクチン

最初に紹介するのは、

ゴキゲン中飛車に対して手損許容で角交換することにより

相手銀の捌きを押さえる戦法、

丸山ワクチンにおいて、バランス型を取る駒組みです。

 

イメージはこんな感じ!

なんといっても、玉が68にいることが特徴的です。
(図は将棋盤の向きをミスってますすみません!)

 

相手は中飛車、中央から攻めてくることが予想されるので

5筋から離れた79や88に玉を動かすのが無難な駒組みでしょう。

 

それでも危険な68玉で戦う利点は

左辺から開戦できる

ことだと思います。

 

私自身、丸山ワクチンを採用することもあるのですが、

仕掛けが難しいという難点がありました。

 

互いに角という強力な駒を持ち駒にしているので

下手な動きは簡単に咎められてしまいます。

 

相手も同じ条件なので五分といえばそうですが

有利とされる先手番を持っている丸山ワクチン側としては不満です。

 

しかしながら、このバランス型丸山ワクチンは

仕掛け困難という課題を見事に解決しています!

 

玉を左辺ではなく、中央付近に配置することで

左辺から攻撃する際に邪魔になりません!

 

しかも、ゴキゲン中飛車側が

美濃囲いのような通常の駒組みを採用している場合、

左辺からの攻撃は直接相手玉に向かいます!

 

このように丸山ワクチン側は

相手に有効な攻撃を仕掛けることができるようになっていました。

 

 


2.相振り石田流+中住まい

飛車を中央から左側に動かす戦法、振り飛車。

ここで紹介するのは、互いに振り飛車を採用した

相振り飛車

における駒組みです。

 

それが、石田流+中住まい!(画像はイメージです)

こちらも左右のバランスを取った駒組みになります。

 

相振りというと、玉は右側に持って行って

金無双や美濃囲いに組むか、矢倉まで作りにいくか.....

というイメージがあるので、中住まいは珍しいかなと思います。

 

とはいえ

同じ縦将棋の相居飛車では、中住まいは普通なので

そこまで、、、という訳でないと言われればそう。

 

この駒組みの一番面白い、というか恐ろしいと思ったのは

玉に隣接する金銀が1枚もいなくなること!

 

これ、大将に側近を付けずに合戦するようなもの。

 

何かの拍子で王手が掛かったら

そのまま捕まってしまいそうな気がしてしまいます。

 

結局、上のような盤面になったあと

48銀と側近が1人つきましたが

それでも守備力には不安が残ります。

 

採用者の技術の高さがうかがい知れる駒組みでした。

 

 


3.77角省略四間飛車

最後に紹介するのは、超力戦指向の四間飛車です。

(画像はイメージ)

あんまりちゃんとは憶えていませんが

対居飛車で77角を省略していました!!

 

四間飛車、というか振り飛車全般の基本として、

居飛車の飛車先交換は77角で防ぐ

というものがあります。

 

この駒組みの特徴は、まさにその基本を真っ向から否定する斬新さ。

 

相手の角道も通っていたので

飛車先交換のタイミングで角交換から技を仕込んでいたのだと思います。

 

図のような形からは、角交換して77桂、

飛車先交換には88銀で飛車成を防ぎ、

飛車を追い返したあとに85歩、79銀、88飛で逆襲していました。

 

このような、誘いの隙を作る駒組みは

ちょっとしたミスで全てが崩壊してしまうイメージがあるので

さすが全国大会という感じです。

 

独特な構想の裏から、ハイレベルな研究と読みを感じました!

 

 


まとめ

私が見れた将棋はほんの一部だけですが

それでも特徴的な駒組みを発見することができました。

 

全国レベルの選手が研究と研鑽の末に編み出した工夫ですから

一朝一夕にとはいきませんが、少しでも吸収できたらな、と思います。

 

そして最後に、局面図や工夫の意味・背景など間違っていたら

本当にすみません..................

 

それでは今回はこのあたりで!

さようなら~

コメント
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